『護られなかった者たちへ』撮影の様子
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 佐藤健と阿部寛が共演する映画『護られなかった者たちへ』(10月1日公開)から、佐藤、阿部、そして林遣都が全速力で疾走する姿を捉えたメイキング映像が公開された。

 映画『64−ロクヨン−』『糸』などの瀬々敬久監督が中山七里の小説を映画化する本作は、震災から10年目の仙台で起きた連続殺人事件の容疑者・利根を刑事の笘篠が追いかけるうちに、事件の裏に隠された衝撃の真実が明らかになるヒューマンミステリー。

 主人公の利根を佐藤、刑事の笘篠を阿部、その部下の蓮田を林が演じているが、そんな三人の疾走シーンのメイキング映像がこのたび公開に。映像には、容疑者・利根を笘篠と蓮田が雨のなか全速力で追いかける姿が捉えられているが、実は瀬々監督はこのシーンを雨のなかで撮るつもりはなかったそう。しかし、撮影当日に雨が降り、スケジュール的にも後がなかったため、全身ずぶぬれになりながら、長距離を走り続けるカットが繰り返し撮影された。

 佐藤はこのシーンについて「長いんですよ、距離が(笑)。結構何回もやりましたから。雨も降っていて疲れました」と苦労を明かし、阿部も「雨の中1日中、林君と何十本も200m以上のダッシュをしたのですが、20年ぶりくらいに全速力で走って、結構(体力が)もったので、自分の中ではちょっと嬉しかったです(笑)」と撮影を振り返っている。(須田璃々)