高松宮記念での走りに成長を実感 セントウルSの中心格はレシステンシア/細江純子
【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】
◆スプリンターズSに向けての戦いとなるセントウルS
夏競馬も終わり、今週から舞台は中山・中京へ。
夜風も涼しいを通り越して寒さすら感じるほどに。もうすっかり秋ですね。
毎週末出演しているフジテレビ「みんなのKEIBA」の馬券対決も、残すところ3か月。
夏競馬の的中で春のマイナスを取り戻しつつあるものの、まだまだマイナス収支。
今月中には何とかゼロあたりまで戻したいところです。
さて話を先週の新潟記念に。最後は外ラチ沿いといってもいいほどの大外で勝利を手にしたマイネルファンロン。
これまでのレース振りから好位で立ち回る印象でしたが、後方から一気に脚を使うとは…。
前半、折り合いに専念をしてリズムを保ったデムーロ騎手と、最終週ゆえの外差し馬場もプラスに働いたのでしょう。
また負けはしましたが、トーセンスーリヤも控える形をとり、ギリギリまで我慢する運び。
個人的には新潟大賞典の内容を踏まえての横山和生騎手の騎乗だったように思え、人馬共に素晴らしさを感じ、今後の楽しみが増す内容だったように思えました。
さて今週から舞台は中山・中京となりますが、最近は、ぽつぽつと騎手や競馬関係者にも新型コロナ陽性者が…。
関係者においては子供からの感染の様で学校が始まった今、難しい問題となってきました。とにかく秋競馬に向けて、このまま何事もなく開催されることを願うばかりです。
スプリンターズSに向けての戦いとなるセントウルSですが、中心格となるのはレシステンシアなのかなぁ…と。
同じ舞台となる高松宮記念は2着に敗れたものの、外枠を考えると勝ちに等しい内容だったようにも。しかも初となる1200m戦において、これまでとは違う控える競馬の中での追い込んでの走りには、いろんな意味で成長を感じるものでした。
坂路での動きも軽快ですし、鞍上はルメール騎手で54キロ。河北助手も「いつも通りの調整で良い感じ。またこの馬は競馬場についてから一切、食べ物を口にしないので当日12キロ~14キロ減る。中京は栗東出発が前半・後半に分かれており、他に比べると滞在時間も短い。それも良いと思う」とのことでした。
古馬となった今は本質的にマイルは長いと感じるので、ここでの素晴らしい走りを期待します。
一方、2連勝中と完全復活と思えるクリノガウディーですが、写真ではトモの張り感に少し寂しさも…。
「今回は筋力などを戻しつつの調整だった。それでも帰厩しての1か月の中で、徐々によくなり、今週の追い切りで6分から7分あたりまで戻ってきたかな」と岩田騎手。
追い切りでも真っすぐに走っていましたし、今回の状態でどれだけの走りを見せるのか?注目です。印や買い目においてはフジテレビ「みんなのKEIBA」で。
それでは皆さん、日曜日はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。
(文=細江純子)