日本人校長の功績たたえる記念碑広場巡り 市議会紛糾=台湾・高雄
騒ぎが起きたのは、瀰濃公学校(現美濃小学校)の校長を務め、同地の教育の基礎を作ったとされる黒川亀吉氏の功績をたたえる記念碑の周辺広場を整備する予算案の審議。
翌20日の審議でも劉氏は整備の棚上げを主張して持論を展開したのに対し、複数の民進党議員が猛反発。国民党議員が途中退席し、再び採決が見送られる事態となった。
劉氏は、台湾は日本にこびており、日本人による高圧的な統治を受けた悲惨な歴史を忘れていると主張。経費に反対しているのではなく、かつて台湾を植民した日本人のいしぶみを設置することに反対していると語った。
予算を一部補助している客家委員会の担当者は「記念碑はすでに設置されており、広場を保護するメンテナンス工事だ」と整備内容を説明。別の民進党議員は、記念碑の環境と安全を守るもので切迫性があると強調し、工事と予算の審査に焦点を当てるべきで、恨みや憎しみのこもった過激な発言で台湾と他国の友好を損なうようなことはしてはいけないとくぎを刺した。
国民党の曽麗燕議長も、今後イデオロギーに関わったり、他の議員を攻撃するような発言に対してはマイクの電源を切り、不当な発言を拒絶すると苦言を呈した。
(蔡孟/編集:齊藤啓介)

