佐野勇斗『かぐや様』エンドロールのダンスでも役になりきり！平野紫耀は「石上をまとって踊ってる」
俳優の佐野勇斗が20日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』の初日舞台あいさつに来場し、佐野ふんする石上優が披露したダンスをめぐってキャストたちが盛り上がりを見せた。この日は共演者の平野紫耀（King & Prince）、橋本環奈、浅川梨奈、影山優佳、河合勇人監督も来場した。
本作は、赤坂アカの人気コミックを実写映画化した恋愛コメディーの続編。エリートぞろいの名門高校を舞台に、自分から告白したほうが負けと考えている生徒会長の白銀御行（平野）と副会長の四宮かぐや（橋本）が、再び相手の方から告白させようと頭脳戦を繰り広げる模様が描かれる。リア充への強いコンプレックスを持つ生徒会会計の石上優を演じている佐野は、映画を鑑賞したばかりの観客を前に「無事に公開できて、とてもうれしいです。今日はよろしくお願いします」とあいさつを行った。
エンドロールではKing & Princeが歌う主題歌「恋降る月夜に君想ふ」に合わせて、生徒会メンバー5人によるダンスが披露しているのだが、平野は「僕らはいったん役のことは忘れて踊っているのですが、（佐野）勇斗だけは石上のままで踊っている」とコメント。「さすが俳優だなというか。石上の腰の動きをしていて、それが絶妙にクネクネしていて気持ち悪い（笑）。もちろん勇斗はもっと上手に踊れるのですが、ここでは石上をまとって踊っている」となりきり具合を称賛。
佐野の演じる石上は、観察力の高さゆえに生まれる地雷的発言により、意図せぬ誤解を連発するという役どころ。平野の発言に佐野は「だってダンスを役のままで踊るというのは暗黙の了解なんじゃないの？」と慌てつつ返すと、ほかの登壇者たちからの「プロデューサーさんから『役じゃなくていい』と言われていた」との証言を受けると、「じゃあ、僕のミス？ 全力で石上でやってたよ！」と勘違いしていたことを明かす。
佐野は「腰のところも確かに僕はカッコいいと思っていたのに気持ち悪くなってしまって。でも（キンプリの高橋）海人が見てくれて、すぐに『石上の腰、最高だったよ』と連絡が来たんですよ」と振り返ると、平野も「もう年下からいじられている」とクスクス笑い。つ続けて「絶妙に前髪が動くのも、なんとも言えないんです。見逃した方はぜひもう一度観ていただきたい。石上の腰は最高です」と会場に呼びかけた。
この日は「生徒会総選挙」と題してキャストたちの作品への愛について所信演説を行うことに。佐野は「この映画、何が素晴らしいかというと、みなさんご存じの通り、やはり平野＆橋本の顔の美でございます。彼らの美だけでご飯が何杯も食べられるかという話なんですけれども、僕は15杯食べられます。こんなに寄っても美しいのは彼らだけ。彼らの顔が見られるのはこの映画だけ。それから原作者の赤坂アカ先生が素晴らしい。だから僕はかぐや様を愛しています」と全力でアピール。すると、平野たちから「実際に15杯食べたんですか？ 嘘だったら書かれますよ」と疑いの目を向けられ、会場を笑いで包んだ。（取材・文：壬生智裕）
映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』は全国公開中
