“幸せになるための離婚”を経験した40代が恋愛＆結婚を語る！クリス‐ウェブ佳子×稲沢朋子

2021年8月5日 22時0分

夏はおうちで心地よく！／おうちde友だちトークが楽しい！

今までとは違う2度目の夏がやってきました。なかなか外に出かけられないからこそ、おうちで楽しい時間を過ごしてみませんか。おうちで気のおけない女友だちが1対1で語り合うときは、かなりの頻度で赤裸々トークに。笑いあり、ときには涙ありの、愛すべき時間は女同士だからこそわかること、言えることがいっぱいです。モデルの稲沢朋子さんとクリス-ウェブ佳子さんも40代からの生き方や結婚について、本音でたくさん語ってくれました。

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共通点の多い私たちが考える 40代からの生き方、結婚について

幸せな未来のために離婚を乗り越えたという共通項

稲沢さん（以下敬称略）：私たちが出会ったのは5、6年前に撮影現場で偶然一緒になったのが最初だったね。

クリスさん（以下敬称略）：そうだね。その後はなかなか会えなかったんだけど、あるとき共通の友人を巻き込んで、「我が家で飲みませんか？」と思い切って誘ってみたら、来てくれたの！

稲沢：あの日は、明け方まで語り合って、すごく楽しかったのを覚えている。

クリス：うん。別の機会では、私が離婚問題を抱えていて相談したこともあったな。稲沢さんは「いいよ、離婚は！」って明るく背中を押してくれた。

稲沢：そうだったね。あのとき、心からその言葉しか出てこなかったよ。もちろん離婚は大変なことだけど、それに代わる幸せが待っていると思ったから。

クリス：そうだよね。離婚経験者はみんな、同じことを言うよ。私も“幸せになるための離婚”っていうスタンスだったから、今もすごく幸せ。ところで稲沢さん、最近どんどん可愛さに磨きがかかっているけど、恋愛中？

パッションで突っ走れないのが大人の恋愛・結婚のベース

稲沢：あのね、お友だちが増えるばっかりで何もない（笑）。私は好きになるまでに段階を重ねるタイプなんだけど、何回かご飯を食べて話して、ある程度深く相手を知ると「あ、この人は友だちのままがいいや」ってなっちゃうの。

クリス：そうなんだ。以前も、「ひと目惚れしたことない」って言ってたものね。

稲沢：そう、人生で1回もない。若い頃は「好き！」って気持ちで突っ走って、付き合ってから「こういう人なのね」って知っていくのもアリだったけれど、大人の付き合いはそうはいかないじゃない？最初に手の内を見せ合って、お互いの価値観や考えを見極めて、擦り合わせてからじゃないと先に進めないと思うんだよね。

クリス：それ、すごくよくわかる。私は今、同い年の彼とお付き合いしているのね。42歳の男性だから、仮に若い女性と結婚すれば父親になれる可能性だってある年齢じゃない？お付き合いを始めるとき、その辺りのことについて二人で納得いくまで話し合ったんだよね。

ここからは子どもを介さないカップルの楽しみを追求できる

稲沢：それは大事なことだね。

クリス：私は娘二人が全てだし、今は仕事をして稼がなきゃいけない。それに、父親・母親というポジションが元夫とはうまくいかなかったから、今の彼ともう一度同じ立ち位置に立つのは恐怖でもあるんだよね。

稲沢：なるほどね。わかる気がする。

クリス：彼は子どもがいない離婚経験者で、本当は自分の子どもがほしいと思っている人。でも付き合うときにとことん話し合って、「子どもは産まない」という私の意志を受け入れてくれました。完全に私のわがままなんだけど……。

稲沢：そうなんだ。でもちゃんと逃げずに話し合っていて素晴らしいね。

クリス：仮に私に子どもがいなかったら、好きな人の子どもはやっぱり産みたいと思ったと思うけれどね。

稲沢：それはあるよ。今は医療も進歩しているから、40代でも望む人には希望がある。もちろんリスクとか、考えなきゃいけないことは山盛りだけれど。

クリス：そうだね。いろんな生き方があるから熟考して選択できたらいいね。

稲沢：でも、男女ということで考えると、子どもを介さない関係性の魅力も大きいと思う。子どもがいると、どうしても父親・母親になっちゃうから。

クリス：そう、向き合う問題が増えるんだよね。そこをうまくハンドルできる夫婦もいれば、できない夫婦もいるわけで。

稲沢：私、離婚して17年経つんだけど、30代の頃の恋愛は、今思うと子どもたちの父親探しみたいな感覚で男性を見ていた気がする。子どもが小さかったから、一緒に遊んでくれるパパがいてくれたらいいな、って。

クリス：やっぱり母として、優先順位は自分より子どもなんだね。

稲沢：うん。彼ができると必ず子どもに紹介してきたのね。それで、息子が高校生のときなんだけど、「俺たちのお父さんは（実父）一人だから。これからはお母さんが好きな人、お母さんが笑っていられる人を見つければいいんだよ」って言われたんだよね。

クリス：わぁ、なんていい子なの！

稲沢：わからないけど、息子自身も恋愛をして何かを思ったのかもしれないよね。最近は、「まだ結婚する気あるの？」って聞いてきたから、「もちろん！」って答えた（笑）。

クリス：私も結婚はしたいな！

「いいパートナーを見つけて老後は子どもたちを安心させたいな」

人生100年時代だから老いても恋愛はずっと現役かも

稲沢：でもそれは、子どもたちの負担にならないためにも、老後を一人で過ごすのはダメだなって思ったからだよ。

クリス：へえ、そうなんだ。私は、80歳になっても恋愛していたいタイプ。

稲沢：わ、本当に～!? 恋愛ってエネルギーがいるじゃん？

クリス：人間の性欲のピークは80歳という、科学的に裏打ちされたデータもあるんだって。現に行きつけの喫茶店の70代、80代の常連さんたちもみんな元気だし、特に男性は「モテたい」っていう人たちばっかりだよ。

稲沢：あはは。モテたいって、それはお爺ちゃん・お婆ちゃん同士のこと？

クリス：うん。老齢同士だね。

稲沢：それだったら微笑ましいね。ということは、幾つになっても情事はあるってことか（笑）。

クリス：大丈夫だよ。稲沢さんはお子さんから「恋愛していい」って太鼓判を押されているわけだし。

稲沢：そうね……。成長した子どもたちを見てると、私も自分自身の幸せに向き合う時期が来たんだな、って思う。

クリス：うん。人間一人では幸せになれないから、恋人でも友だちでも性別に関係なく、誰かが側にいた方が絶対いいよ。私は今、「幸せにしてもらいたい」っていう願望はまったくなくて、娘たちのことも彼のことも、「私が幸せにするぞ！」って思っている。それが私の幸せだし、仕事を頑張るエネルギーにもなっている気がするんだ。

稲沢：人を幸せにしたい、っていう気持ちは素敵！クリスさんは、今の彼とすごくいい関係性なのね。私の場合は、仮に結婚に至らなくても、いざというときに頼りになる、気の合う相棒みたいな人を見つけられたらいいなぁ！

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