新型NX(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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 レクサスは12日、新型「NX」を世界初公開した。レクサス初となるPHEVを導入するなど、本格的な電動化をアピールしている。

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 NXはレクサスのクロスオーバーSUVとして、2014年7月に日本市場に登場。「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトにした新機軸のSUVモデルだ。重厚な雰囲気をベースにしながらも、街乗りにも似合うスタイリッシュなデザインが印象的だ。タフな足回りもあり、コントロール性能に優れている。

 デビュー当初からパワーユニットはターボとハイブリッドに分かれており、好みに応じてモデルを選びやすいのもメリットだ。

 今回のフルモデルチェンジでは、NXは「Vital x Tech Gear」という開発スローガンが与えられている。電動化ビジョン「Lexus Electrified」の一環として、初のPHEVモデルの採用も明らかになった。

 他にも「Lexus Driving Signature」の進化として、駆動力や軽量化、空力などを向上。カーボンニュートラル社会を意識し、顧客のニーズに寄り添う形でパワートレーンも複数用意。PHEVの他にも、新型2.4L直列4気筒ターボエンジンや、2.5L直列4気筒自然吸気エンジンなどを選択可能だ。

 注目のPHEVモデルは、2.5L直列4気筒自然吸気エンジンとセットで搭載。フロントとリヤの両方にリチウムイオンバッテリーを搭載した。この電動システムは容量も出力も大きく、ハイパフォーマンスを期待できる。SUVが好きで、環境性能にこだわるドライバーに向いたモデルだろう。

 他にも新しいプラットフォームによる豪快な骨格や、あらゆる乗員の体に優しくなるように作られたインテリアデザインなどが発表されている。見た目、性能、乗り心地などのバランスを高水準で整え、ユーザーの満足度を向上させている。

 新型NXは、2021年秋ごろに国内発売予定だ。