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JVCケンウッドからテレワーク・テレビ会議向けの片耳受話用ヘッドセット『KH-M700-B』が販売中です。価格は税込み9800円。

KENWOOD KH-M700-B(Amazon)

昨今、テレワークが主流になっている企業も増えてきていますよね。かくいう筆者も去年から完全テレワークになり、久しくオフィスに行ってない日々が続いています。そんな中、仕事を進めるとなるとオンラインでの打ち合わせが必須。

打ち合わせなどをスムーズに進めるために大事な要素となってくるのはやはり通話環境の質でしょう。相手の周囲の音などを拾ってしまい、声が聞き取れないといったことは日常茶飯事。こちらも声も上手く届かないときがあったりします。以前はこれらを回避できるかと思い、ワイヤレスイヤホンを使って会議に臨んでいましたが、音切れなどに散々悩まされ結局使わないことにして現在に至ります。

さてそんな話もあるなか、試用する製品はテレビ会議ストレスの軽減が期待できそうなヘッドセット。筆者個人としてもかなり性能が気になるところです。

こちらが『KH-M700-B』片耳だけのヘッドセットなのでケースなどはありません。重量は10.3g。見た感じよりもかなり軽く、長時間に及ぶ会議でもほとんど耳疲れしませんでした。

テレビ会議のときにサッと装着できるのが片耳ヘッドセットの魅力ですが、ケースも無いので紛失には注意。筆者も試用中は胸ポケットに忍ばせていました。

充電口は本体上部に。おなじみUSB Type-Cですね。連続通話だと6.5時間、音楽再生なら11時間再生が可能。じゅうぶんなバッテリーが搭載されています。IPX4相当の防水機能付きなので屋外できます。

▲本体側面に電源ボタン、赤い囲みのある箇所がマルチファンクションボタンになっています

マルチポイントにも対応しており、PCで会議、スマホで通話をボタン一つで切替可能。仕事の連絡をこの製品一台で賄うこともできちゃいますね。

▲筆者は左で使ってました。

イヤーピースを変更して左右どちらの耳でも使用可能です。

付属のイヤーピースの装着感には結構違和感を感じました。耳の奥まで入らず、密着感が無いのでちゃんと装着できているのか不安になることもしばしば。外れやすい、なんてことはありませんでしたし、装着してくるうちに慣れてきますが、装着始めからもっと耳にフィットする形であってほしかったですね。

▲装着するとこんな感じ。スカした顔をしていますね...

さて、ではいよいよその品質を確かめていきましょう。今回はテレワーク中の会議などをメインに使ってみました。

Bluetoothは標準規格 Ver.5.0/Power Class1を採用。2週間ほど試用し、その中では2時間を超える会議もあったりしましたが遅延や音切れを全くと言っていいほど感じませんでした。ペアリングも爆速。かなりストレスフリーな使い心地でしたね。以前まで使っていたイヤホンとは大違い.....。

音質もかなりのもの。口径10.4mmの高磁力ネオジウムドライバーユニットの恩恵か、とてもクリアに音声が聞こえます。ちゃんと相手の声が前面に出て、周辺の音に一枚膜が張ったような感じになるので聞き取りやすさの飛躍は言うまでもありません。

こちらから発する音に対してのアクティブノイズキャンセリングは強いわけでは無いですね。試しに友人と通話した際、ボリューム5程度で動画を流してみましたが「あ、いまちょっと音がなってるね」と把握できるくらいでした。

屋外になるとイヤホン自体に風の当たる音や周囲の子供の声(今回は近所の公園で試用してみました)は通話相手には少し気になるようですね。

とは言いましたが、そんな環境下でも筆者の声が前面に出る音質はキープ。多少のノイズがあろうとも会話はスムーズにできました。周囲の音で相手が不快感を覚えることは全くなかったですね。

以上、装着感こそ気になるものの「通話をするためのイヤホン」としての性能は折り紙付き。これからも続くであろうテレワークの際、ストレスと取り除き、仕事の質を一段上に引き上げてくれるアイテムであることは間違いないですね。

KENWOOD KH-M700-B(Amazon)