小峠英二に「一言あるだろ!」と松陰寺太勇

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2019年12月に『M-1グランプリ』にて最終決戦まで駒を進め、一気に知名度を上げたお笑いコンビ「ぺこぱ」(松陰寺太勇・シュウペイ)。それ以降、バラエティ番組などで活躍を続け、ぺこぱは「ニホンモニター 2020タレント番組出演本数ランキング」の「2020ブレイクタレント」で見事トップに輝いた。そんなぺこぱには、かつて先輩芸人から解散を熱心に勧められたことがあったという。

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11日放送の『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)に出演したぺこぱとバイきんぐ。そこで松陰寺太勇が、コンビ結成から9年目の頃にバイきんぐの小峠英二から解散を勧められたことを告白した。松陰寺によると、当時シュウペイと2人で番組出演したものの、松陰寺だけがレギュラーに決定。その番組には小峠も出演していたが、打ち上げの席で「小峠さんが僕の目をまっすぐに見てボケじゃなしに『解散した方がいいぞ』と言ってきたんですよ」と松陰寺は振り返る。さらに小峠は「解散して成功した人を何人も見てきているから解散した方がいいぞ」と10分間にわたりずっと諭してきたそうだ。

これに「こんなに言うってことは解散した方がいいのかな?」と小峠のアドバイスが松陰寺の頭をよぎったものの、「9年連れ添った相方は途方に暮れちゃう」などと考えて「本当に悩んで解散しなかったんですよ」とシュウペイには知らせずにひとり悩んだ末にコンビ続行を決断。松陰寺は「で、今やっと僕らここに立ててる。一言あるだろ!」と、小峠を指差して大声を上げた。

これは小峠がレギュラー出演するバラエティ番組『有田ジェネレーション』(TBS系)の打ち上げの席だったようで、次世代スターを発掘する同番組に2016年7月にぺこぱは2人で出演したものの、シュウペイはレギュラーになれなかったことから分かるように当時シュウペイの評価は低かったのだ。

小峠は松陰寺について「当時から面白かった」というが、シュウペイについては「昔は(決めポーズの)『シュウペイでーす』すら無かった。いわゆる“ザ・ギャル男”だった」と当時の印象を語った。また2015年放送のNHK BSプレミアム『爆笑ファクトリーハウス 笑けずり』でぺこぱのネタを見ている小峠は、2020年11月20日放送のTBS『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』のインタビューで「単純に言うと下手くそでしたよシュウペイ」「まだすごい素人感があった」と振り返っていた。しかし今回「今でこそシュウペイは堂々としてて面白いと思いますよ。キャラがあって天真爛漫…今までこういった芸人はあまりいなかったじゃないですか」と小峠は再評価している。ぺこぱがブレイクしたのには、このようなシュウペイの成長も一因なのだろう。

お笑いの賞レースで上位に入ってもバラエティ番組で活躍できなければ、いつしかあまり見かけなくなってしまう芸人もいる。その点ぺこぱは昨年の番組出演本数が物語る通り、継続して活躍できる力量があるということか。松陰寺は2月14日にTBS系情報番組『サンデー・ジャポン』で病気療養中の爆笑問題・田中裕二の代打MCを務めたが、視聴者に好評だった。ネット上では「誠実なMCぶり」「地道に頑張ってきた結果」「真面目と楽しいが上手く混ざってた」「松陰寺さん司会向いてるな」「今後に期待できそう」などの声があがっている。

今回の『ダウンタウンDX』はサブタイトルが「爆売れ芸人祭! かまいたちバイきんぐ和牛ぺこぱ集結SP」。かつてコンビ解散を真顔で勧められた小峠英二のバイきんぐと一緒に“爆売れ芸人”として出演した松陰寺太勇。感慨深いものがあったのではないだろうか。

画像2、4枚目は『日テレ 2021年3月11日付Twitter「このあと夜10時からは「#ダウンタウンDX」」』『サンデージャポン【公式】 2021年2月14日付Twitter「代打MC、ぺこぱ松陰寺さん!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)