中国のポータルサイトに「日本にはまだ世界をリードしている分野が9つある」とする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・百度に7日、「日本にはまだ世界をリードしている分野が9つある」とする記事が掲載された。

 記事が最初に挙げたのは、光学技術だ。その中でも世界をリードしている分野がカメラであり、素材、電子、機械、光学といった分野の精密な技術が要求されるカメラ製造において、日本は実に多くの重要技術を掌握していると伝えた。

 2つめは、先進的な医療設備であるとし、比較的長い歴史を持つ日本の医療機器業界には多くの実力ある企業が顔を揃えており、その世界シェアや市場への影響力は非常に際立っていると紹介。中国でも大きな病院で目にする先進設備の多くが日本メーカーのものだとしている。

 3つめには事務機器を挙げ、オフィスでの仕事はもちろん、教育現場や日常生活でもしばしば用いられるプリンター、コピー機、ファクシミリ、スキャナーなどのオフィス機器の大部分は日本のブランドで占められているとした。

 4つめに紹介したのは、自動車部品や自動車関連の電子製品だ。自動車部品は当然ながら自動車を作る上で非常に重要な産業であり、日本は自動車の完成品だけでなく部品産業でも大きな世界シェアを獲得していると指摘。世界の5大自動車部品サプライヤーのうち3つは日本の企業だと伝えた。

 記事はこのほか、エレベーター、製鉄技術や設備、セントラル空調、アニメ、ネット金融を、日本が今なお世界的に強みを持つ産業分野として挙げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)