映画『大コメ騒動』(1月8日公開)の公開御礼イベントが9日に行われ、井上真央、室井滋、鈴木砂羽、本木克英監督が登場した。

鈴木砂羽


同作は『超高速!参勤交代』の本木克英監督と井上真央がタッグを組んだ時代劇コメディ。1918年(大正7年)、富山の海岸に住むおかか(女房)たちは、毎日上がるコメの価格に頭を悩ませていた。夫や育ち盛りの子供達にコメを食べさせたくても高くて買えない。困ったおかかたちは、近くの米屋にコメを安く売ってくれと嘆願にいくが失敗。リーダーのおばばが逮捕されてしまう。コメの価格はますます高騰し、ある事故をきっかけに我慢の限界を迎えたおかかたちはついに行動に出る。

緊急事態宣言発令、そして物語の舞台となった富山県の記録的豪雪が重なり元気のない本木監督の様子に、女優陣は「そんな落ち込まないでください」「こんなに落ち込んでるところは初めて見た」と慰めモード。室井が「砂羽さんなんて、今日結構派手な出で立ちなんでしょう。スケスケのね」と、シースルー衣装に触れると、鈴木は「今日は監督のために餅を用意しました。新鮮なお餅でございます」と説明し、井上も「お餅だったんですね」と驚き大爆笑となった。

現在の状況について、鈴木は「今、自分自身を振り返るのにとてもいい時代だととらえて、私は割と楽しんでいます」と語る。「映画を続けたいし、演劇を諦めたくないし、この時代の中で表現できることにチャレンジしていきたいなと思っているので、見ていただく方も、『この人はこういう考えの人なんだ』と思っていただけると嬉しいなと思います。自分の意識は自由にできることだと思うので、十分自分の体調に気をつけて、映画館にいらしてくださったら嬉しいなと思います」とメッセージを送った。