アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝で、ヴィッセル神戸は残念ながら蔚山現代に敗れてしまいました。それでも僕は三浦淳寛監督を高く評価するべきだと思います。

三浦監督がトルステン・フィンク監督からチームを引き継いだのは9月24日。するとそこから札幌、名古屋、横浜FMと3連勝しました。このスタートダッシュがまずよかったと思います。これで求心力は増したはずです。そして11月18日のJ1リーグ31節までの2カ月もない中でチームを修正し、ACLで勝ち進んでいます。

三浦監督がここまで短い時間で成果を上げられたのは、監督就任前のスポーツダイレクターという立場だったときも、現場に近いところにポジションを取っていたからでしょう。選手の近くに立ってしっかりコミュニケーションを取ってきたからだと思います。

そしてそのコミュニケーション能力の高さで監督と選手との間の絶妙な距離を取り、自分のサッカー観を伝えていったはずです。また就任と同時に林健太郎コーチを右腕にして、自分と同じサッカー観を共有できたのもよかったと思います。

現役時代も三浦監督は非常に冷静な選手でした。監督になった後の態度や采配を観ても、彼らしくとても沈着な態度をとり続けています。そしてそれがチームにいい変革をもたらしてくれたのだろうと想像できます。

実は就任直後に「自分らしく頑張って!」とメールを入れていました。ここまでの働きぶりを見ていると本当に素晴らしい戦いを続けていると思いますし、今季のJリーグとACLの経験を生かして来季はもっと自分の色を出すことが出来るでしょう。ますます三浦監督の今後が楽しみになってきました。