ファッション誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2020」で、3,446名の中から藤村木音、秋本レイラニと共に選ばれた入江美沙希(14)。オーディションでは周囲のレベルの高さに驚き、「手応えはありませんでした」と諦めかけていたという。憧れの永野芽郁の背中を追い、「自分らしく」と一歩を踏み出したばかりの14歳・入江美沙希を取材した。



○■マネージャーの一言で大泣き

今までは仕事で上京する時は、母がついてきてくれたのですが、セブンティーンモデルになったら、「1人で行こう!」と思い、1人で、新幹線に乗って来ました。もうそろそろ自立したいので(笑)。

『Seventeen』は、小学校4年生の頃からずっと愛読していました。その頃から誌面に出ているモデルさんたちを見ていて、モデルさんが着ていると全部の服がかわいく見えるんです。私もそう思ってもらえるような人になりたいと思って、今回応募しました。母が応援していてくれていたこともきっかけです。



ミスセブンティーンに選ばれたと知ったのは、事務所に呼び出された時でした。最初は、「もしかして怒られるのかな……」と不安でしたが、マネージャーさんから「合格したよ」と言われて、うれしすぎて大泣き(笑)。ロールケーキまで用意してもらって、今までで一番おいしいロールケーキでした。

ずっと小さい頃から読んでいた雑誌に、私が載る。憧れのモデルさんたちと一緒に撮影できるんだと思うと、うれしすぎて……。家族は大阪にいたのですぐにテレビ電話をして、ロールケーキもちゃんと映しました(笑)。

オーディションの手応えは、ありませんでした。周りはすごくかわいい子ばかりで、「やっぱりすごい! レベルが違う!」と思って、最終候補に残れたことだけでもすごく嬉しくて。そこから選んで頂けたというのが……今でも信じられない。本当にビックリしています。

○■永野芽郁と会った時の“後悔”



好きな言葉は「自分らしく」。流行に流されるのではなくて、自分らしさをずっと持っていたい。きっかけは母からの言葉「自分の軸は絶対に持っておいた方がいい」。人と接する時でもその場の雰囲気に流されず、自分の思いや意見をちゃんと持っていた方が人としても魅力的だと思います。

憧れは永野芽郁さん。永野さんが「嫌なことがあって落ち込んだとしても、人と触れ合う場では絶対にそんな姿を見せないと決めている」とおっしゃっていて、すごいなと思いました。笑顔でいることで周りの人を明るくして、楽しい現場に。私もそんな風になりたいです。

今はヘアメイクやファッション、ポージングの練習を頑張っています。演技の勉強もしています。幼稚園の頃からチアダンスを習っていて、今はガールズ系ヒップホップをやっています。もともと体を動かすことが好きでチアダンスを始めて、そこからダンスはずっと続けています。

入江美沙希(左)と藤村木音


将来の目標は、永野芽郁さんのようにモデルも女優もできるような人になること。一度だけお会いしたことがありますが、うれしすぎてずっと泣いてしまって……。次お会いできたときはがんばって泣かずにお話できたらいいな(笑)。

今回、ミスセブンティーンに選ばれた(藤村)木音ちゃんは、事務所の先輩です。ずっと憧れていた存在なので、お仕事でご一緒できて本当にうれしい。すごく優しい先輩で、見ているだけでも勉強になります。これからもっともっとお話ししたいです。

今の課題は、自己プロデュース力を高めること。自分に合うファッションも、まだ完全に分かっているわけではないので、そこもしっかりと理解して。自分に合ったメイク方法も、研究していきたいなと思います。