【前園真聖コラム】第319回「カメルーン戦で最も目立ったのは伊東純也だった」
一方でカメルーン戦では収穫があったことにも目を向けておくべきでしょう。まずカメルーンが日本の激しいプレスに適応して相手のシステムとかみ合わなくなったのに対して、打開策を打ち出せたのは良かったのではないでしょうか。
カメルーン戦では後半から3バックへとシステムを変更したことで、日本は攻め手を見つけられるようになりました。こういうフレキシブルな戦いをすることが出来るというのを再確認できたのは良かったことでしょう。
また、久しぶりの代表ということでコンビネーションがうまくいかなかったため、どうしても個人の力に頼らざるを得なくなっていました。その中で後半から出てきた伊東純也がとてもよかったと思います。
身体能力で勝るカメルーンに対し、縦に抜くスピードで勝負して勝つことが出来たということで伊東は自信の能力の高さを示しました。今、日本では右足で右サイドを縦に突破できるという選手は他に見当たりません。伊東がどれくらいの力を持っているかわかったことは、今後のチーム作りには役立つはずです。
次のコートジボワール戦も厳しい戦いが予想できます。まずは全員無事に試合を終えること、そしてチームが少しでもいいから前に進んでほしいと思います。
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。