ボローニャSD、ミランからの冨安獲得オファーを認めるも…「価値に見合っていない」

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 ボローニャのリッカルド・ビゴンSD(スポーツ・ディレクター)が、日本代表DF冨安健洋の去就に言及した。

 ボローニャは2日、先日ハート・オブ・ミドロシアンから獲得したU−19スコットランド代表DFアーロン・ヒッキーの入団会見を実施。ビゴンSDは会見終了後、冨安に対してミランなど複数のクラブから問い合わせが来ていることを認めた。

「私たちは彼に対するいくつかのオファーを断ったよ。私たちは彼(冨安)について、ミランがオファーした内容よりもずっと価値がある選手だと考えている」

「冨安自身も交渉の場には立ち会った。でも、私たちは彼らに『ノー』と告げたよ。なぜなら、私たちの元には今現在、彼の価値に見合うだけのオファーが届いていないからね」

 現在21歳の冨安はアビスパ福岡でデビュー後、シント・トロイデンを経て昨年夏にボローニャへの完全移籍を果たした。昨シーズンは本職ではない右サイドバックとしてのプレーが主となりながらも、セリエAでは29試合に出場。今季はここまで、センターバックとしてリーグ戦の2試合にフル出場を果たしている。

 現地での評価を高める冨安には、ミランやローマのほか、ニューカッスル、ウェストハムなども獲得に関心を示していることが伝えられている。