今、コスパに優れたスマホはコレ。最新高性能機種と比較したいお買得スマホ

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例年通り、今年も新型iPhoneが秋頃に発表される予定になっている。
まさに今の時期は「そろそろ出てくる新型iPhone待ち」という人が増えてくる時期だ。
2〜3年前に今使っているiPhoneを購入した人は「買い替え時期」を迎えるタイミングだろう。

しかしながら最新のiPhoneの本体価格は高い。
とくにiPhone Xが登場して以降は10万円を超える本体価格が当たり前になっていることもあり、
「安いAndroid」に乗りかえる人も増えている。

筆者の周りでも、ずっとiPhoneを使っていたユーザーから買い替えの相談の末、安価でも高機能なAndroidに乗りかえるユーザーは年々増えているように感じている。

そこで今回、現時点で発売になっているAndroidスマートフォンから「予算は5万円くらいまで」でオススメの機種をまとめてご紹介しよう。

iPhone以外の選択肢も加え、これから登場する新型iPhoneと比べてみると、より最適な買い替えを検討できるはずだ。


○人気のXperia、2020年は安価なモデルが充実している
国内でiPhoneと人気や知名度を二分するモデルといえばソニーモバイルの「Xperia」だ。
XperiaもイメージとしてはiPhone同様に「高性能」「高機能」かつ「高価格」だった。

しかし、ここ数年でお手頃なモデルの選択肢が増えているのだ。
このことは意外と知られていない。




そんな安価なXperiaの中でも注目したいのが、2020年モデルとして登場した「Xperia 10 II」だ。

価格は取り扱う会社によって差はあるものの、概ね4〜5万円とXperiaと聞いてイメージする10万円前後の本体価格からは半額程度とかなり安い。

基本機能も発色の鮮やかな有機ELディスプレイやインスタ映えもする超広角カメラを含むトリプルカメラを搭載するなど、基本機能は上位モデルにも迫るものが揃っている。




また、カメラこそデュアルカメラとXperia 10 IIには劣るが、より安価な「Xperia 8」もオススメだ。
Xperia 10 IIとの大きな違いはカメラと、そしてディスプレイが有機ELではなく液晶であることのみ。
価格は3万円〜と、Xperia版の格安スマホといえる。

どちらの機種も国内メーカーらしく防水やおサイフケータイにも対応しているため、iPhone 7以降を使っていて防水やApple Payが手放せなくなっているユーザーでも機能的に不満が出づらいのも、買い替え先としては有力な候補になるだろう。


○海外勢でもっとも勢いのある「OPPO」



安価なスマートフォンを選ぶ際、コストパフォーマンスに優れたメーカーとして海外メーカーの機種をオススメされることは多い。

それは現在も同じで、その中でも「OPPO」のスマートフォンが人気を集めている。

最新の「OPPO Reno3 A」は3〜4万円と安価ながら5〜6万円のスマートフォンと同等の処理能力を持ち、さらに日本向けにおサイフケータイにも対応している。
国内市場に登場した2年半前に「カメラフォン」を謳っただけあって、カメラの写りも安価なモデルとは思えないほどに優秀な点も見逃せない。

SIMフリースマートフォンとしての販売だけでなく、サブブランドとも呼ばれる「Y!mobile」や「UQ mobile」などでの取扱もあり、購入先の選択肢の多さ、多数の通信会社の周波数に対応している点でも有力な買い替え先としてオススメしたい1台だ。


○それでもiPhoneがいい!という人には「SE」



最新のiPhoneは10万円前後と高く、予算的に厳しいと感じる場合の選択肢としてAndroidスマートフォンの安価かつ高機能な機種をいくつかご紹介してきた。

しかしiPhoneは、操作に慣れ親しんでおり、利用中のアプリも手放せないという人もいるだろう。
そんな人が選ぶべきは「iPhone SE」だ。

今年の4月に発売になったiPhone SEは価格が4万円台からと安価ながら、心臓部はiPhone 11と同じ「A13 Bionic」を搭載するなど、価格や本体の大きさからは想像できないほどパワフルな1台になっている。

本体デザインはiPhone 8に瓜二つで、発売から3〜4年が経過するiPhone 7/8からの買い替え先としては「そのまま使える安心感」も相まって間違いない1台といえる。
惜しむべきは、カメラがシングルカメラで望遠や超広角は利用できない点だ。
とはいえ背景をぼかすポートレートモードには対応しているため撮影機能に極端な不満が出ないように配慮されているのは、アップルらしい。


安価なスマートフォンといえば、もっと安い1〜2万円台の選択肢もある。
「格安スマホ」といった言葉が出てきた数年前に人気を博したのは、この低価格帯のスマートフォンだ。

しかし、
「ある程度安く、しかし性能や機能で妥協したくない」
こう考える人が増え、現在は3万円から5万円程度の価格のスマートフォンに人気が集まっている。

今回ご紹介した機種もまさにその価格帯であり、筆者も「Xperia 10 II」と「iPhone SE」を使っているが、多くは求めず必要最低限を十分満足に利用できる機種として、太鼓判を押してオススメしたい。

「最新」や「最高」といった謳い文句は魅力的だが、ぜひ次のスマートフォンを選ぶ際には安価ながらも十分に機能の揃った兄弟機種にも目を向けてみてはどうだろうか。


執筆 迎 悟