Xbox最高責任者、PS5の大胆なデザインについて語る。「より高いクロック動作を冷却するため」

ソニーは6月にPlayStation 5のデザインを発表したものの、これまでのゲーム機にはなかった大胆な2トーンや曲線からなる外見の理由を説明しませんでした。それにつきマイクロソフトのゲーム事業責任者フィル・スペンサー氏が代わって解説(推測)したことが報じられています。

映画「ローグ・ワン」の原案などで知られる脚本家で作家のゲイリー・ウイッタ氏は「あつまれ どうぶつの森」を舞台としたオンラインイベントを開催しました。そこにXbox事業トップのスペンサー氏が出演し(XboxのTシャツを着たキャラ)、年末に発売される自社製品Xbox Series XおよびPS5に関する多くのトピックを話したしだいです。

PS5のデザインを初めて見た時の感想を尋ねられたスペンサー氏は、両ゲーム機はCPUとGPUの面では実質的に強力なコンピュータになっているとした上で、MSおよびソニーともにパワーと冷却の物理的な問題に取り組んでおり、これらが「本当に難しい」とコメント。これまで以上にデザインと機能のバランスを取る必要があったと述べています。

そしてXbox Series Xが最終的に今のデザインに決まった理由は「大きなファンが欲しかったから」とのこと。冷却ファンを大きくすることで「少しゆっくり回転させることができ、騒音を出さないようにしたかったからです」と明かしています。すなわち機能に追従したデザインを採用し「大きなファンを少しゆっくり回転させて多くの空気を取り込むことができた」ということで、冷蔵庫のような縦長になった筋道を説明しています。

その一方でPS5の形状がああなったのは「より高いクロックで動作していることを知っていると、これらをいかに冷却するかという点で、独特な設計上の課題が生まれます」と解説。グラフィック能力の中核となるGPUクロックは、Xbox Series Xの1.825GHzに対してPS5が2.23GHz(可変クロック、最大時)。つまりPS5は、より高いクロック動作による発熱を冷やすための独自アプローチが求められるというわけです。

そして「それ(パワーと冷却のバランスを取る課題)は我々2社にとって同じことなので、それが狙いというわけではありません。彼らは、私たちとは異なるアプローチを取ってくれました。私はPS5が動いているところを見たことはありませんが、彼らも同じようなデザイン目標を持っていたと思います」とのこと。PS5のデザインは奇抜さを狙っているのではなく、熱設計の要請から合理的に導かれたと推測しているもようです。

またスペンサー氏は、PS5を買うことは必然だと述べ、その性能に期待を寄せています。以上はあくまで外部から見た「たぶんこうだろう」を語っているに過ぎませんが、家庭内でそう大きな空間を占めるわけにはいかない設計の苦労をともにする競合プラットフォーム責任者の見解として興味深いものがあります。

いずれにせよPS5の発売日が近づけば、ソニーも設計やパフォーマンスについて詳細な説明をする必要に迫られるはず。ユーザーが外面カバーを交換してカスタマイズできる仕様も噂されていますが、今後の発表を注視したいところです。

Source:Animal Talking - Phil Spencer, Lisa Loeb, Dylan Sprouse(YouTube)

Via:BGR

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