日本電気硝子、「曲がるガラス」開発 折りたたみスマホに搭載へ

日本電気硝子は、世界最薄となる厚さ0.025mmの化学強化ガラス「Dinorex UTG」の開発に成功したと発表しました。

「Dinorex UTG」は、直径3mm(R1.5)の折り曲げが可能な極薄ガラスです。近年注目を集める折りたたみスマートフォンなど、フォルダブルディスプレイ向けの搭載を見込んでいます。

同ガラスは高い表面平滑性と板厚の均一性を持つといい、採用することで、信頼性の高いフォルダブルディスプレイの実用化が可能になるとのこと。開発には、同社がこれまでディスプレイ用薄型ガラスの製造で培ったオーバーフロー技術などを活用しています。

折りたたみスマートフォン向けのガラスをめぐっては、サムスンが「Galaxy Z Flip」でドイツメーカーの極薄ガラスを採用しています。

今後、折りたたみスマートフォンのラインナップの多様化が予想されるなか、日本電気硝子製も有力な選択肢の1つとなりそうです。

Source:日本電気硝子

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