映画『グッバイ、リチャード!』でのジョニー・デップ
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 ジョニー・デップ主演映画『グッバイ、リチャード!』から、主人公の大学教授リチャードが突然の余命宣告をされる冒頭シーンが公開された。ジョニーは「映画が始まって30秒でリチャードは余儀なくさよならを言わなければならないことを知る。彼は自分には残りわずかな時間しか残されていないことを知り、そこから自分の魂にとって何が大事かを探る時間がとても美しいんだ」と本作の魅力を表現している。

 博学でエレガント、真面目な夫として美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送っていたはずのリチャードの人生は、「余命180日」と宣告されたことで一変する。追い討ちを掛けるように妻から上司との不倫を告白された彼は、残りの人生は自分のために謳歌しようと決意。あけすけにものを言い、授業中に酒やマリファナを楽しむなど、ルールや立場に縛られない新しい生き方はリチャードにこれまでにない喜びを与え、周囲をも感化していくが、彼の“終わりの日”は着実に近づいていて……。

 初主演映画『クライ・ベイビー』の公開から30年という記念すべき年に、インデペンデント作品への回帰を果たしたジョニーの等身大の演技に注目だ。その他の出演は、『ゾンビランド:ダブルタップ』のゾーイ・ドゥイッチや『ワンダーウーマン』のダニー・ヒューストンなど。『グッバイ、ケイティ』のウェイン・ロバーツ監督が、人生の終わりをどう生きるかという普遍的なテーマをユーモラスに描いている。(編集部・市川遥)

映画『グッバイ、リチャード!』は8月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開