【詳細】他の写真はこちら



そんなときに、家庭にある身近なものでクッキングシートの代用ができるんです!

■クッキングシートがない場合どうする?



クッキングシートの代用に使えるアイテムを紹介していきます。



・ピザなどの焼き物系にはアルミホイルで代用



出典:photoAC

ピザなどをオーブンで焼くときには、アルミホイルを代用してみましょう。方法は天板の上にアルミホイルを敷くだけ。その際、アルミホイルに薄く油を塗っておくと食材がくっつきにくくなります。風味をつけたい場合には、バターやマーガリンなどを塗るのもおすすめです。



・落とし蓋はキッチンペーパーでも代用可能



出典:筆者撮影

煮物などを調理する際、落し蓋としてクッキングシートを利用する人も多いでしょう。落し蓋は、キッチンペーパーでも代用可能!必要な大きさに合わせてカットし、キッチンペーパーに数か所穴を開けて使ってみてください。

肉や魚、野菜などの食材に味がしっかり染み込み、アクもいっしょに取れて一石二鳥です。ただし注意点として、キッチンペーパーには吸水力があり、その分煮汁が減ってしまうということを覚えておきましょう。



・オーブンの天板へ直接バターを塗るのも◎



出典:photoAC

オーブンでクッキーを焼く際など、クッキングシートがない場合には、天板に直にバターやマーガリンを塗ってもOK。そのまま上から、クッキーを並べて焼いていきます。バターの匂いがクッキーに移るのが気になる人は、サラダ油などで代用すると良いでしょう。



・飴を作るならアルミ製トレイを使って



出典:photoAC

べっこう飴や果物飴を作るときは、アルミ製のトレイの上に飴を流し固めましょう。完成した飴がスルリと取れちゃいます。アルミカップやアルミホイルでも代用可能ですが、砂糖の加熱不足があった場合、飴にアルミホイルがついてしまうことも。充分に加熱をして飴を流しましょう。



・ケーキやパンの焼き上げには牛乳パックで代用を



出典:photoAC

チーズケーキやパンを焼くときに型に敷く、クッキングシートがない場合、牛乳パックで代用することもできます。牛乳パックは開いて洗い、よく乾かしたものを使用しましょう。

<作り方>

1.器の形にするため、牛乳パックの側面のひとつをカットする。

2.口の部分をたたみ、ホッチキスで留める。

3.アルミホイルでしっかり全体を覆う。

これで型は完成です!

注意点として、アルミホイルで覆わずオーブンで焼くと、牛乳パックの樹脂や成分が熱で溶けだして食品についたり、オーブンに張りついたりする恐れがあるため、アルミホイルを覆った状態で使用してください。

牛乳パックの紙は厚くて頑丈で、使用後にはそのまま捨てられるため、洗い物も減るといううれしいメリットがあります。自分で切ったり曲げたりして形を整えることで、ハートや星型をなどのオリジナルの型を作ることができ、子どもも大喜びするかも?



・蒸し器の敷き紙もクッキングシートの代用に使えるんです!



出典:pixabay

蒸し器で食材を加熱する際、鍋底にくっついてしまわないよう、専用の敷き紙を使います。この敷き紙は、ツルッとしているので、クッキングシート同様の役割を果たしてくれます。

ただし、蒸し器に使う敷き紙には、蒸気を逃がすための穴がたくさん空いているものが多いので、汁気の多いものの調理には、あまりおすすめできないのできません。水分の少ない食材を加熱する際に試してみてくださいね。

■ラップがクッキングシートの代用品として使える調理は?



出典:筆者撮影

クッキングシートの代用品のなかには、ラップを活用できる場合もあります。ただし、ラップをクッキングシートの代用品にする場合には、向き不向きの調理法があるので注意が必要です。そこでここでは、ラップをクッキングシートの代用として使える代表的な調理法を3つご紹介しましょう。

・蒸し料理なら耐熱性のあるラップで代用できる



蒸し料理にはクッキングシートがなくてもラップがあれば大丈夫!蒸し料理にラップを使う際には、直接ガスやIHコンロなどで加熱するのではなく、レンジを使うのがおすすめです。

レンジを使えば時短でおいしい料理が完成するので、忙しい方にもぴったりな活用法。肉や野菜、肉まんなどの食材をラップに包んでレンジにかければ、手軽にクッキングシートなしで蒸し料理が楽しめます。蒸し料理にラップを使う場合には、耐熱性のある製品を選ぶのをお忘れなく!



・冷やして固める調理にはラップが大活躍!



出典:pixabay

テリーヌやレアチーズケーキなどの、冷やして固める料理を作る際、型とくっついてしまわないよう、クッキングシートを使いますよね。この冷やして固める調理法なら、ラップがクッキングシートの代用品として大活躍!

ラップの表面もツルッとしているので、できあがったテリーヌやチーズケーキから、スルッとラップを剥がすことができます。ラップなら食品の乾燥を防いでくれる役割も担ってくれるので、型の周りだけでなく、表面部分にも使うのがおすすめです。



・巻きずしのような巻いて仕上げる調理法にもラップがピッタリ



クッキングシートを使って仕上げることもある巻きずしやロールケーキ。くるくると巻く際に食材がくっつきにくいクッキングシートが便利ですが、これまたラップでも代用可能です。

クッキングシートを使う際同様に、巻きたい食材をラップの上にのせ、あとはラップを巻き込まないよう注意しながら巻いていくだけでOK。ラップを巻きつけたままにしておけば、そのまま冷蔵庫で保存できるので便利です。

■押さえておいて!代用するときに気をつけて欲しい注意点



クッキングシートを別のもので代用するときに注意しなければならない点もあります。きちんと把握しておきましょう。



・電子レンジにはアルミホイルはNG!



出典:photoAC

知っている人も多いかと思いますが、アルミホイルを電子レンジに使うのは危険!

レンジにうっかりアルミホイルを入れて使用してしまい、火花が散ってぱちぱち音が鳴り、慌ててスイッチを止めた経験がある方もいるのでは。

電子レンジは電磁波を揺らして熱を発生させる仕組みです。金属には電波を反射する性質があり、金属製のアルミホイルから電子が放電。それが火花になるのです。この火花により故障したり、爆発したりして火災を起こす可能性も!

電子レンジを使う際にアルミホイルを使用するのはやめましょう。オーブンレンジを持っている方は、電子レンジ機能では使わず、オーブン機能でアルミホイルを使用するようにしてください。

・クッキングシートの代わりにコピー用紙を使うのはNG!



「同じ紙だし、コピー用紙を代わりに使ってもよいのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。しかし、コピー用紙をクッキングシートとして使うのはNGです。食品用に作られたものではないので、衛生面でも心配ですし、身体に有害な物質が含まれている可能性もあるかもしれません。また、発火のおそれもありますので、代用として使うのは避けましょう。

■注意点を守りながら代用法を活用しよう!



出典:photoAC

クッキングシートがなくても家にある身近なもので賢く代用ができるアイデアが盛りだくさんでしたね。しかし、条件により使えないこともあるため注意が必要です。あくまでも代用品ということを理解して、しっかりと注意点を確認し安全に活用しましょう。