公園デビューでお母さんはハラハラ。お構いなしに子どもは動き回るもの



歩き始める1歳頃。行動範囲が広がりお母さんも目を離せなくなりますよね。

歩けるようになると遊びも変化し、公園デビューをする親子も多いです。広い公園は子どもにとって刺激的で楽しい場所。滑り台やブランコなど家遊びとは違い、体を思いっきり動かせます。まだ歩行も安定していない時に高いところに登ろうとするとお母さんはハラハラしてしまいます。

ですが子どもがやりたいと感じたことをやらせてあげることで、たくさんのことを挑戦しようとするやる気を伸ばすことができます。

ケガをさせたくないお母さん。しかし子どもは想像以上にできることが多い



公園には自分の子どもよりも高い年齢の子どもたちが遊んでいます。その子たちの遊びを見て同じことをしてみたくなるもの。大きな滑り台は階段を登るだけでもお母さんはハラハラします。

「危ないからやめなさい」「まだ○○ちゃんには早すぎるわよ」と言い、子どもを階段から降ろし砂場へ連れて行ってしまいがちです。高いところから落ちて大けがをしては大変です。

ですが一度挑戦させてみると、予想以上に登ることができ驚くお母さんも多くいます。

危険な高さは本能が知っている。まずは子どもが登れるところまでやらせよう



高いところに登り始めたらまずは見守ってあげましょう。“どこまで登れるかな?”と思いながら見ていると、2段3段とお母さんが思っているより高くまで登り続けます。子どもは危険な高さを本能で理解し、怖いと思えば助けを求めてくるはずです。

その時に降ろしてあげ「3段も登れたね!」と褒めてあげましょう。

子どもがやりたいと思う気持ちは好奇心。その気持ちを摘みとらず挑戦させ“できた!”を体験させてあげましょう。

今は“やりたい”を尊重し“できた”を積み重ねることが重要な時期 



挑戦させてあげることが大切とはいえ、骨折や大けがをさせてはいけません。1歳くらいまでは、お母さんの手の届かないところまで登ることはまれです。子どもが手を滑らせても支えられる位置で見守ってあげましょう。子どもに合わせて動くことになり、お母さんの体力も必要になります。

しかし今はやる気を伸ばしてあげる時期と割り切り、可能な限り好奇心を尊重してあげましょう。

“できた!”の積み重ねがやる気を継続させ、行動力のある子どもへ成長していくはずです。

今日の1日1成長



1歳児の公園遊び。やりたいことをやらせてあげ、やる気を伸ばそう

子どもの挑戦力も1成長、お母さんの見守り力も1成長。

吉田あき(文)かわさきちか(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/