左から森川智之(2015年撮影)、藤原啓治さん(2016年撮影)

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 アニメ「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし役で知られる声優・藤原啓治さんが、4月12日にがんのため55歳で亡くなったことをうけ、2016年8月から同役を引き継いだ声優の森川智之が悲痛な思いをブログにつづった。

 訃報をうけ、森川は17日に更新したブログで「藤原啓治さん…。ご冥福をお祈りします。突然すぎます。頭の整理がつきません」と喪失感を吐露。

 「新人の頃から一緒に時代を歩いてきた30年余り。役者であり社長であり、本当に仲間だった…。若い頃からシャイでカッコよく、男気に溢れる、男も惚れる存在 それが“藤原啓治”…、辛くて…言葉が出てきません。ごめん」と藤原さんを偲び、悲痛な胸の内を明かした。

 そして、最後に「闘病生活は本当に大変だったと思います。いまはゆっくり休んでください。そして、託された手紙はいつも大切に持っています」と追悼した。

 2016年8月に病気療養により一時休養に入った藤原さんは、体調を見ながら2017年6月に仕事を再開。映画復帰第1号作は『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)で、トニー・スターク(=アイアンマン)役の日本語吹き替えを務めていた。(編集部・吉田唯)