ヘビーユーザーなら今までより快適・おトク! 5G向け料金プランは魅力いっぱい

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遂に国内でもスタートした次世代通信方式「5G」。
対応するスマートフォンも各社のサービス開始日から順次発売が開始され「5G待ち」をしていた人や、今後買い換えを予定している人は5G対応スマートフォンを選ぶという人も多いことでしょう。

もちろん、変わったのは通信方式や機種だけではありません。
料金プランも各社「5G対応」のプランの提供をスタートしています。

そこで今回は各社の5Gプランをざっくりおさらい。
どんなプランがあるのか、自分に合っているのはどの会社かを見極める参考にして頂ければと。


○NTTドコモは「ギガプラン」



NTTドコモが5G向けに用意したプランは「5Gギガホ」と「5Gギガライト」の2つ。
これまでにスマートフォン向けに提供されてきた「ギガホ」「ギガライト」と併せ、これらプランを「ドコモのギガプラン」と呼ぶようにもなりました。

それぞれのプランの内容は
 5Gギガホ … 月間100GBまでの高速データ通信が可能なヘビーユーザー向け。
 5Gギガライト … 使った量で料金が変わる段階制。ライトユーザー向け。
それぞれ通話料は20円/30秒、またはオプションで「5分以内の通話が無料」「24時間国内通話無料」にすることもできます。

また5Gギガホは「データ量無制限キャンペーン」で当面の間、どれだけ使っても速度制限が入らない使い放題として提供されるのもポイント。
5Gエリア外であってもデータ量無制限は適用されるため、まだまだ狭い5Gエリアが普段の行動圏内ではないという人であっても、ヘビーユーザーであれば惹かれる要素の強いプランになっています。


○auはサブスクセットプランが充実



auが5G向けに用意したプランは「データMAX 5G」と「ピタットプラン5G」。
さらにデータMAX 5Gには
・データMAX 5G
・データMAX 5G Netflixパック
・データMAX 5G ALL STARパック
この3種類が用意されています。

注目は「データMAX 5G ALL STARパック」で
・Netflix
・Apple Music
・YouTube Premium
・TELASA
この4つの動画、音楽のサブスクリプションサービス(見放題・聴き放題)がセットになったおトクなプランになっています。

データ通信量は「MAX」を冠するプランであれば制限なし。ピタットプランは従来通り、使ったデータ量で料金の変わる段階制。
サブスクリプションサービスがセットになったALL STARパックのように、ガンガン通信をしてスマートフォンを活用するユーザーならば魅力的なサービス内容になっています。


○ソフトバンクは4Gも5Gもほぼ同じ



ソフトバンクの5G向けプランは他社と違い、4Gスマートフォン向けのプランと大きく内容は変わりません。
5Gで利用する場合は「5G利用料」として1,000円が上乗せされますが、それ以外のプラン・サービス内容は4Gスマートフォン向けのプランと同様です。
・メリハリプラン
・ミニフィットプラン
さらに5G利用料もキャンペーンで2年間は無料になるため、4Gスマートフォンを選んでも5Gスマートフォンを選んでも毎月の料金もサービス内容も変わらないのは「買い換える度に料金プランが変わる」と批判の多い携帯電話のプランとして、かなりユーザーにわかりやすい内容になっていると言えます。

データ通信量は最大50GBまでと100GBや無制限を謳う他社に比べると見劣りしますが、多くの動画配信サービスやSNSの通信分はカウントフリーになるため、実際に使えるデータ量は50GBよりも多いと考えてもいいでしょう。


5Gには今までにない色々な可能性に期待する声も大きいのですが、スマートフォンだけに限れば現時点で最も恩恵があるのは通信速度。
理論値だけなら4Gで150Mbpsから1Gbpsだった速度が、5G対応スマートフォンでは3Gbpsや4Gbpsと従来の3倍から10倍近い速度になっています。
今までなら「ダウンロードに時間がかかる」とWi-Fiに繋げる自宅やカフェに行くまで我慢していた通信を、移動中でもサクサク行えてしまう可能性は大きく、それだけに毎月のデータ量は気になるところです。

こうした使い方は現状「ヘビーユーザー」に限った使い方かもしれませんが、同時にヘビーユーザーであれば5G対応スマートフォンへ買い換え、専用プランを申し込むことで今まで以上に快適に利用できるのは知っておいてトクする部分かもしれません。


執筆 迎 悟