首都圏の外出自粛要請で問われる「買い占め」、行動してしまう人とは?
普段と新型コロナ発生後を比較して「買いだめをしていますか」という質問では、「様々なものをしている」「特定のものだけをしている」の割合が、普段は38.6%だったの対し新型コロナ発生後は30.2%となり、8.4ポイント減少した。エアトリでは「買いだめを問題視する報道を多く目にするが、実際は一部の人たちによって引き起こされている」と分析する。
一方で「していないが、したいと思っている」と回答した人は、普段は5.2%だったのに対し新型コロナ発生後は11.8%となり、6.6ポイント上昇している。買いだめする行動には至っていないが、「したい」という思いを抑えて踏みとどまっている様子が伝わる。
●それでも「買いだめしてしまう人」とは
それでも実際に「買いだめした」と回答した30.3%の人(371人)は、どういう行動をとったのだろうか。複数回答で聞いた購入した商品では「トイレットペーパー」(36.7%)、「インスタント・冷凍食品」(34.5%)、「マスク」(29.9%)、「殺菌(除菌)ジェル・スプレー」(25.3%)などとなった。
エアトリでは、本当にほしいのはマスクだが、店頭から消えた不安からトイレットペーパーなど、そのほかの商品の買いだめ行動をしたのではないかと推察する。
さらに、トイレットペーパーを買いだめした11.7%の人(144人)に、「ティッシュやトイレットペーパーが国内で作られていて供給量が十分にあることを知っているか」と聞いたところ、93.1%が「知っている」と回答した。
買いだめ行動に走ってしまう人は、供給量は十分にあると頭で理解していても、棚に在庫がない状況を目にすると、不安になって購買行動へと移ってしまうようだ。
なお、トイレットペーパーの買い占めでは、転売事業者によるフリマアプリでの高値出品が問題になった。新型コロナ発生後にさまざまなものを買いだめしている3.7%の人(46人)に、「定価より高いものを買いましたか」と聞いた質問では、89.1%が「買っていない」と回答。高いものを「買った」と回答した人は10.9%だった。
実際にトイレットペーパーを買いだめした人ですら、9割は価格にはシビアだったことから、「転売ヤー」はそれほど潤っていなかったのかもしれない。

