<?php the_title_rss(); ?>

写真拡大 (全4枚)

長崎県の離島で水揚げされた「朝獲れの鮮魚」を、その日のうちに首都圏の飲食店へ、無人ヘリコプター(ドローン)等で輸送する。そんな未来思考の実証実験にヤマハ発動機と日本航空が挑戦している。無人ヘリが担うのは上五島空港と九州本島(西海市)間、35kmの輸送。2月中旬に実施した貨物輸送の実証実験の映像を公開した。

【ポイント】:
◆長崎県の離島で水揚げされた朝獲れの鮮魚を、その日のうちに首都圏の飲食店へ輸送するという貨物輸送の実証実験を日本航空(株)が実施
◆上五島空港と九州本島(西海市)間35kmの輸送にはヤマハ発動機製産業用無人ヘリが使用された
◆海上フライト中は衛星通信を経由して静岡県浜松市のヤマハ発動機事業所から遠隔操作を行い、計画通り約40分間で輸送を完了した
◆ヤマハ発動機はさまざまな分野で衛星通信による無人ヘリの自動航行技術の実績を積み上げており、新たなニーズに応える「森林計測サービス」も開始している

●ヤマハ発動機製の産業用無人ヘリ「FAZER R G2」を活用
実証実験では産業用無人ヘリコプター(以下・無人ヘリ)による目視外飛行と、陸送およびJAL定期便を連携させ、高級魚「クエ」など約20kgの海産物を上五島町から都内のレストランに届けた。

●遠隔操作と衛星通信
上五島空港と九州本島(西海市)間35kmの輸送を担ったのは、ヤマハ発動機製の産業用無人ヘリ「FAZER R G2」。離陸及び着陸の操作は現地で行ったものの、海上フライト中は衛星通信を経由して静岡県浜松市の同社事業所から遠隔操作。事前にプログラムされた航行ルートを高度100mで飛行しながら、機体から発信されるデータや映像を基にオペレーションを行い、計画した約40分間で輸送を完了した。


ヤマハ発動機UMS(Unmanned System)統括部・坂本修氏は以下のようにコメントしている

ヤマハ発動機UMS統括部・坂本修氏:
前日に実施した上五島空港と小値賀空港間の往復飛行では、航行ルート上で操業していた漁船に配慮して小さな迂回を行いましたが、天候も安定していて、それ以外はすべて計画どおりの航行でした

●「森林計測サービス」を開始
ヤマハ発動機は、2011年に発生した東日本大震災を大きな契機として、衛星通信による無人ヘリの自動航行技術の開発に取り組んできた。衛星通信を用いることで、直接通信では届かない広範囲の運行を実現し、以来、防災や産業に関わる測量・監視など、さまざまなソリューション分野で実績を積み上げている。
また、新たなニーズによる新たなサービスも開始している。それが、広大な森林地帯を無人ヘリを使って計測・解析する「森林計測サービス」。昨年5月、森林経営管理法の成立により森林管理が義務化されたことからニーズの高まりが予想され、同時に林業のスマート化に向けた基礎情報としての活用も期待されている。


森林計測サービス イメージ

(ロボスタ編集部)