疫病を予言する霊獣「クタべ」、水木プロダクションが公開 「アマビエ」同様に「絵を見れば難を逃れる」と言い伝え
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、水木プロダクションは「絵を見れば難を逃れる」という言い伝えがある霊獣「クタべ」をTwitterで公開した。
「クタべ」は、顔は人、体は獣の姿をし、疫病の流行を予言したと伝わる霊獣。水木プロダクションによると、江戸末期に富山県の立山に現れ、「これから原因不明の難病が流行するが、我が姿を見た者だけが助かる。我が姿を絵にしたものを見れば、難を逃れるであろう」と告げたという。公開されたイラストには、三つ目で角を生やした勇ましい姿が描かれている。
また、「クタべ」に近いものとして、 牛から生まれ、生まれてすぐ予言をして死んでしまう「件(くだん)」や、万物に通じている中国の妖怪「白澤(はくたく)」を紹介。さらに、江戸時代に肥前の海岸に現れてコレラを予言し、「我が姿を写し人々に見せれば難を免れるだろう」と告げたという「神社姫」のイラストも公開した。
水木プロダクションでは、新型コロナウイルスの感染拡大で妖怪「アマビエ」が話題になったことを受け、水木しげるさんが描いた原画を公開していた。
「クタべ」という妖怪。これにもアマビエと似た言い伝えが。江戸末期、富山県の立山に現れた。「これから原因不明の難病が流行するが、我が姿を見た者だけが助かる。我が姿を絵にしたものを見れば、難を逃れるであろう」と告げたという。 pic.twitter.com/omB4wydYPh
— 水木プロダクション (@mizukipro) 2020年3月23日
クタべに近いものとして、「件(くだん)」(牛から生まれ、生まれてすぐ予言をして死んでしまう)「白澤(はくたく)」(万物に通暁している中国の妖怪)なども知られています。 pic.twitter.com/2h2PCqIqF2
— 水木プロダクション (@mizukipro) 2020年3月23日
「神社姫」という妖怪。これもアマビエと同様です。江戸時代、肥前(長崎、佐賀)の海岸に現れた。「我は龍宮の使者なり。これから豊作ののち、虎狼痢(コレラ)という病が発生するが、我が姿を写し人々に見せれば難を免れるだろう」と告げたという。 pic.twitter.com/aZ793bzX8C
— 水木プロダクション (@mizukipro) 2020年3月23日