ラーメン二郎を源流とする、ニンニクや背脂などが利いたコッテリ濃いめのスープとちぢれた極太麺を特徴とするスタイルのラーメンが「二郎系ラーメン」です。そんな二郎系ラーメンを日清が「本気で再現した」という「日清豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク」が登場したので、「ラ王」というカップラーメン界のブランドが「二郎系」をどのように表現したのか、実際に味わってみました。

日清豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク | 日清食品グループ

https://www.nissin.com/jp/products/items/9728

これが日清豚ラ王のパッケージ。



パッケージには、チャーシュー、アブラ、そして極太麺と、二郎の特徴である要素がそれぞれ描かれています。黄色と黒の色使いは、ラーメン二郎の看板を意識した配色です。



スープはしょうゆ・豚脂・ポークエキスがベース。かやくはキャベツ・チャーシュー・にんにくです。



カロリーは1食139gあたり504kcal。



側面には、「においが強いもののそばに保管しないでください」という注意書きが書かれていました。



フタを開けると、中には焼豚・かやく・アブラ増し袋・液体スープの小袋が入っていました。



麺はこんな感じで、日清ラ王史上最も太いというノンフライの「踊る極太麺」



それでは実際に作ってみます。まずは焼豚とかやくを投入。



熱湯を内側の線まで注ぎます。必要なお湯の量は400mlとなっています。



待ち時間は5分。待っている間に、液体スープをフタの上で温めます。このとき、アブラ増し袋は温めません。



5分経過後、開封して麺を軽くほぐしてから液体スープを入れ、よく混ぜます。



真っ白なアブラをかけて……



完成。



アブラ増し袋1袋には、カップ麺では見たことがないほどの量の背脂が入っており、にんにくの香りは部屋中に充満するほど強め。



食べてみると、スープはニンニクの味わいがガッツリ効いており、次第にスープに溶け出してくる背脂のコクと旨みも相まって、かなりのコッテリ感で、「まさしく二郎系」といえる味わい。



さらに特筆すべきは極太の踊る極太麺で、その太さはどっしりと重量感があり、濃いめでコクの強いスープに負けないほどの主張の強さ。食べごたえはノンフライ麺とは思えないほどです。



本家二郎系では暴力的といえるほどのたっぷり入っているニンニクも、豚ラ王ではマイルドで、スープのベースとなるしょうゆの効き具合もまろやか寄り。麺の太さも本家よりも細めで、店舗で食べられる二郎系ラーメンよりも、かなり食べやすくなっている印象です。しかし、それぞれのレベルはかなり高く、「二郎系をよく食べる」という編集部員たちも、「税別で300円台という値段を考えると、驚異的な再現度」と口を揃えるほどでした。

「日清豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク」の価格は税別368円、2020年1月13日から全国のコンビニエンスストア・スーパーマーケットなどの小売店で購入可能です。記事作成時点では、Amazon.co.jpで12個セットが4302円で販売されていました。

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