メーガン妃が父トーマス・マークルに送ったプライベートな手紙の一部を新聞「メール・オン・サンデー」が公表したことを訴えると昨年秋に発表したヘンリー王子と妃。同紙を出版している新聞社をプライバシーや著作権の侵害で提訴していた。

訴えられた新聞社は今週、裁判所に反論の書類を提出。「ロイヤルファミリーには公が関心を持っている。それには個人的な人間関係や家族内の関係も含まれる」と主張、妃と父の関係を報じることは公共の利益で「プライバシーの侵害には当たらない」としている。

さらに父が手紙を新聞社に提供した理由についても説明。妃の友人たちは昨年2月、雑誌『ピープル』のインタビューで「父が妃との関係について嘘の主張をしている」と語っていた。新聞社は「妃は友人に雑誌『ピープル』に対して妃を擁護する発言をするのを許可した。非難された父は自分を守るために手紙を公表した」「父が手紙を公表したのは妃の友達が言っているような”愛情に満ちた”内容ではなかったことを示したかったからだ」と説明。「父は妃に何度も電話やメールで連絡を取ろうとしてきたと主張している。でも妃からの接触はなかった。手紙以外にはまったく連絡をもらっていない」「妃が父との関係を修復しようとして連絡を取り続けているという”嘘”の主張をしていることを証明するために手紙を公表した」。つまり、妃の行動が引き金となって父が手紙を公表したと新聞社は反論している。

新聞社は裁判が始まったら、雑誌『ピープル』に話をした妃の友達とメーガン妃の間でのやりとりを証拠としてすべて提出するように妃に求めるつもりだと発表している。その場合、妃の父が新聞社側に有利な証人として裁判所に出廷する可能性も高い。妃の異母姉のサマンサ・マークルら関係者によると父は証言をしたいと思っているという。実現したら妃の願いとは裏腹に、プライバシーがさらに暴かれることになってしまいそう……。