アイントラハト・フランクフルトは水曜夜に行われる昇格組1.FCケルン戦にて、フレデリク・レノウとルーカス・トロの2選手を、さらに負傷のために欠いて臨むことを明らかにした。両選手ともに日曜日に行われたFCシャルケ04戦にて負傷を抱えており、共にこれから長期離脱に入ることになるという。

 ヨーロッパリーグ・プレーオフも含め、これまでブンデスリーガ18クラブの中で最も多くの試合をこなしてきたアイントラハト・フランクフルト。その負担の大きさはこの年末となり目に見えて顕になっているところだが、先日行われたシャルケ戦にてGKフレデリク・レノウが、大腿筋の腱を断裂。そのためこれから6週間の離脱へと入ることが見込まれているという。

 なお守護神ケヴィン・トラップについては、10週間前に受けた肩の手術からの回復をみせているところであり、離脱以来初めて練習場にてトレーニングを行い汗を流す姿が見受けられた。クラブ公式TVにて明るい表情を浮かべた同選手は、復帰時期の目標として後半戦初戦のホッフェンハイム戦を睨んでいるところであり、残り2試合についてはフェリックス・ヴィートヴァルトが入ることになる。

 さらにシャルケ戦での終盤では、今度はルーカス・トロが負傷。すでに交代枠を使い切っていたヒュッター監督は入れ替えを行うことがっできなかったが、この試合での対人戦により右膝の内側側副靭帯を断裂。これによりトロに関しては、3〜4ヶ月の離脱に入ることが見込まれているところだ。

今季すでに30試合を戦ったフランクフルト


 週末のシャルケ戦での敗戦後、ジブリル・ソウは「今はプレーに軽快さがみられない。でもそれは現時点では仕方のないことだと思う。」と述べ、「今日は疲れていたと思う。1−0としてからシャルケがうまくやっていたというのもあるけど、でもこれだけ多くの試合をこなしてきたから、体力面での問題はあるさ」とコメント。

 ただティモシー・チャンドラーは「精力的に戦ってはいるけど、前線ではツキにも見放されて物足りないものとなっている」と語り、フレデリク・レノウは「数的優位に立ったのだから。もっとチャンスをつかまないといけなかったのに、前線では何かが欠けている」との見方を示している。

 それでもヒュッター監督は「得ている勝ち点は物足りないが、今季の30試合では選手たちは常に全力を尽くしてくれているし、この辛い状況をしっかりと受け止めている」と擁護。その上で「明日はピッチで本当の姿をみせてほしい。重要なことは前向きであり続ける事。その視線は基本的に前に向けられなくてはならないのだ」と意気込みをみせた。


フランクフルト、AユースのFWマカンダとプロ契約

 アイントラハト・フランクフルトは、Aユースに所属するジャベツ・マカンダとプロ契約の締結で合意に達したことを明らかにした。アンゴラ出身の18才のFWは、2018年1月にニュルンベルクよりフランクフルトへと加入。Aユースでは7得点をマークするなど期待に応える活躍をみせており、頻繁にトップチームの練習にも参加。3月にはメンスフェルデンとのテストマッチで出場していた。