米ニューオリンズにサイバー攻撃、市はシステム落とし非常事態宣言。セキュリティ訓練で被害最小限
今回のサイバー攻撃ではランサムウェアが検出されたものの、金銭被害などは発生しておらず、またフィッシングによる個人情報へのアクセスの形跡もないとニューオリンズのラトーヤ・カントレル市長は述べています。シャットダウンを受けて、ニューオリンズ市の多くの行政機関および警察の一部はコンピューターが使えず、紙とペンを使った昔ながらの方法でサービスを提供しています。市はセキュリティネットワークなどはまだ生きており、犯罪が発生したときには監視カメラ映像を操作に利用できるとしています。
ルイジアナ州では11月にもランサムウェア攻撃を受けており、そのときも運輸局のコンピューターをシャットダウンして対応しましたが、そのときは自力で金銭的被害を出すことなく復旧解決に至っています。ラグルー氏はフィッシングやそれに伴う問題への対応が見かけ上成功しているのは、今秋から開始したセキュリティ訓練が効いている可能性があるとしています。
また過去に経験したハリケーン・カトリーナによる被害でオフラインでの市機能の運営を経験していたことも、今回の冷静な対応につながっているかもしれません。
まだ復旧には至っていないものの、問題には州警察やFBI支局、州兵などが加わって復旧作業および攻撃の調査を行っているとのこと。今回のサイバー攻撃事例は多くの大規模なセキュリティ侵害への対応策の一例として参考にされる案件になるかもしれません。
