マンUのフレッジ photo/Getty Images

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昨夏マンチェスター・ユナイテッドに5200万ポンドもの移籍金で加わったMFフレッジは、まだプレミアリーグで21試合しかプレイできていない。上手くチームとイングランドのスタイルに適応できない日々が続いており、ここまでは期待外れと言っていいだろう。

恐らくサポーターもフレッジの強みがどこにあるのか理解できていない部分があるはずだ。特に足下の技術で不安定さを見せるところがあり、英『Squawka』のデータではパスミスを含めプレミアリーグで190回のボールロストを記録しているという。これだけミスが続いてしまうと、中盤でポジションを勝ち取るのは難しい。

この現状に、同じくマンUで苦労した経験を持つ元ブラジル代表MFクレベルソンはこれまでと違うスタイルでプレイしなければならないとアドバイスを送る。プレッシャーが厳しい中でもボールを前へ運ぶ力を身につける必要があり、技術面で進歩すべきとの考えだ。

「彼は南米系の選手だ。よりスペースがある展開でポゼッションするプレイに慣れている。ただ、ここまでユナイテッドでそのようなシーンは起きていない。戦術的には上手くプレイしていると思うが、彼はよりボールを前へ運べる選手になる必要がある。ユナイテッドは良い形でスタートできていないし、彼は異なる形でプレイしないといけない。私がユナイテッドにいた時もそうしたことが起きたし、中盤でよりテクニカルな選手に変わらないといけなかった」

チームを指揮するオーレ・グンナー・スールシャールは若いスコット・マクトミネイのことを高く評価しており、マクトミネイは攻撃部分でも違いを生み出せる選手に成長しつつある。フレッジはやや差をつけられてしまったが、ここから挽回できるだろうか。

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