iPhone SE2(仮)、約4万3000円〜に?有名アナリスト予測
2020年の早い時期に発売が噂されている、比較的小型の廉価モデルiPhone SE2(仮)。その新たな予測が報じられています。前モデルのiPhone SEがiPhone 5sの改造版ともいえる作りだったように、iPhone SE2もiPhone 8と基本構造を同じとしながら一部を最新パーツに差し替えたもの。iPhone 11シリーズと同じくA13プロセッサーを採用し、メモリは1GB少ない(iPhone 8より1GB多い)3GBを搭載するとの予測が主流となっています。

今回の情報は、アップル関連の予測で知られるアナリストMing-Chi Kuoの最新レポートから。Kuo氏によると、iPhone SE2は3D Touch機能(画面を押し込む感圧タッチ)が採用されないとのこと。これはiPhone 8から引き継がれないかたちですが、iPhone 11シリーズも同じく3D Touchは削除されており、予想の範ちゅうといえそうです。

さらにiPhone SEには64GBおよび128GBのストレージ構成があり、本体カラーはシルバー、スペースグレイ、レッドの3つ。そして価格は399ドル(約4万3000円)〜になるとの予想が述べられています。これが本当とすれば、現行のiPhone 8の449ドル〜(アップル北米ストア価格)よりも50ドルほど割安となります。

こうした価格設定は、今年iOS 13にアップデートできなかったiPhone 6およびiPhone 6 Plusのユーザーに買い換えを促すことが狙いとのこと。アップルがこれら2つのモデルを最新OSのサポートから外したのも、そうした戦略が込みだったとも推測されます。

さらにKuo氏は、アップルがサプライヤーに月200〜400万台のiPhone SE2生産を指示したと述べています。そして2020年内には3000万台以上ものiPhone SE2販売が期待されるとのこと。発売時期は、以前の予測と同じく2020年第1四半期とされています。

アップルは3月に数々の新サービスを発表した直後に、それらを楽しめる安価なデバイスの新型iPod touchを発売しています。前モデルより安価に抑えられるというiPhone SE2も、そうしたサービス事業の成長を加速するエンジンの1つとして投入されるのかもしれません。