手のひらサイズの優れガジェット! スマホ専用「テプラLite LR30」の魅力と便利さ

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キングジムより発売された「テプラLite LR30」は、スマートフォン専用のテプラとして注目を集めている。

これまでのテプラは、キーボード一体型で、本体も大きめだった。
LR30は、スマートフォンとBluetoothペアリングが必須となるスマートフォン専用モデルだ。
スマートフォンアプリで、文章の作成と印刷操作を行う。
テプラ本体にはキーボードを備えていないため、サイズの大幅な小型化に成功している。

今回は、LR30を入手したので、その使用感、魅力について紹介していく。


本体の外観をチェック
まずは、LR30の外観を紹介していく。


iPhone 8PlusとLR30を並べてみたところ。


iPhoneと比較しても、LR30がいかに小さいかお分かりいただけるだろう。
乾電池駆動なので、ケーブルも不要で、どこにでも持ち運ぶことができる。


本体上部には電源ボタンとテープカットのボタンが配置されている。
本体横には、テープの出てくる溝がある。



専用テプラテープは、テプラLite用のものを使用する。


テプラPRO用のテプラテープはプラスチックのカートリッジにセットされているため大型だが、テプラLite用テープはかなりコンパクトで簡易な印象。
テープの価格もPRO用に比べると安価だ。


LR30のカバーを外してテープを装着する。


電池はテープ側の裏側のカバーを外して装着する。


LR30は、単4電池4個使用だ


テープと電池を装着したら、本体の準備は完了だ。
次はスマートフォンで操作をしていく。


TEPRA Liteアプリを使って印刷してみよう
LR30の準備ができたら、スマホに「TEPRA Lite」アプリをインストールする。


専用アプリTEPRA Lite


TEPRA Liteを起動して、「新規作成」を選択する。
スマートフォンで文字を入力するとプレビューが表示されるのでわかりやすい。
「文字編集」をタップすると、フォント種類やサイズを細かく変更することもできる。
完成したテプラテープの長さは、左上にmm単位で表示される。


似顔絵機能も搭載


似顔絵機能を使うと、簡単に似顔絵を作ることができる。
家族の持ち物など、似顔絵付きだと愛着が湧くのではないだろうか。
絵文字、枠線を設定して、好みに編集するのも楽しい。

編集が完了したら、LR30の電源が入っているのを確認して「プリント」をタップすると印刷される。

一般的なペアリング操作は必要なく、電源の入っているLR30をTEPRA Liteアプリが自動で探し接続する仕様のようだ。
そのため、家族のスマートフォンでも難なく印刷できるのはありがたい。


印刷が完了したらテープカットボタンを押すとテープを切ることができる。


テープは、テプラPROに比べるとちょっと安っぽく、お値段それなりだ。
粘着力もそこまで高くないので、剥がれやすい場所に使うのはオススメできない。
だが、その分気軽に貼ったり剥がしたりできるので、付箋代わりに使える。
カラーバリエーションも豊富なので、気分に合わせてテープの色を変えるのもいい。


テンプレートでもっと便利に
TEPRA Liteアプリには、テンプレートメニューがある。
利用目的に合わせてあらかじめ用意されたテンプレートを使うとより手軽に活用することができる。


テンプレートメニュー


自分で細かくフォントを設定するのが面倒な場合でも、お洒落なテープを簡単に作ることができるのだ。是非利用してみてほしい。

LR30を購入して1カ月経つが、筆者は以下のような用途に使用している。

・子どもの名前付け
・瓶詰めやタッパーのラベル付け
・水筒にネームシール
・友人への贈り物へのラベル

ちょっと絵文字が入るだけでもラベルの雰囲気が柔らかくなり、ぐっと良くなると感じた。
テプラPROでは本体でポチポチと操作する必要があり、やや面倒だった。
しかしスマートフォンなら画面で確認もできるので楽ちんだ。
スマートフォンアプリで文章作成や似顔絵から印刷まで、すべて完結するのが心地よかった。

家庭でテプラがあると便利、という場面は意外と多い。
テプラPROはちょっと大きいしなぁ・・・と思っている人にこそ、LR30はオススメだ。
名前付け、整理整頓、ギフトなどにどんどん活用してみてほしい。


執筆 ちえ