抗がん剤が半導体材料になる、京大などが発見
高い電気伝導性を持つ生体分子の存在の可能性が示された。新薬開発過程で薬剤とならなかった分子が、有機半導体として有効活用できる可能性もある。
平面性が高く、分子が規則正しく並んだ薄膜を作りやすい。分子の配列方向のそろった薄膜を作り実験した結果、エリプチシンの水素結合は分子間の距離を近づけて構造を安定化させ、電気伝導の経路構築に貢献していることがわかった。
水素結合を作る部分があると電荷を捕まえてしまうため、電気が流れにくいのが通説だったが、導電性が高い可能性もあるとわかった。
今後、生体分子を使ったトランジスタや肺がんの指標となる物質を検出する化学センサーなどの開発に取り組む。
