2017年にはパラグアイのリーグ・前期で優勝も経験している、フェルナンド・フベロ監督(C) Getty Images

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 8月20日、ジュビロ磐田は、公式HPで、新監督就任を発表し、記者会見の様子を公開した。
 
 新監督に任命されたのは、フェルナンド・フベロ。スペイン・バルセロナ出身の45歳は、2013年にパラグアイのクラブ・グアラニで監督としてのキャリアをスタートさせ、15年のコパ・リベルタドーレスで準決勝進出を成し遂げる。その後もパラグアイのクラブを渡り歩き、今回の就任となった。

 新監督就任までの経緯を服部年宏 強化本部長はこう説明する。
「経緯としては、まず名波浩監督が退任した後、鈴木秀人監督が就任しました。もちろん鈴木監督で行くつもりでしたが、リスク管理と言いますか、可能性を色々考えてリサーチしている中で、フベロ監督のことを情報として得ていました。

 その他にも多くの仲介人も含め紹介等があり、本当に多くの監督をテーブルに並べた中で、最終的にタイミングとして鈴木監督の辞任ということがあり、フベロ監督にお願いすることになりました」

 フベロ新監督は会見でこうコメントしている。

「皆さんこんにちは。まず最初に、クラブ関係者の皆様に御礼を申し上げたいと思います。自分のことを最大限に信じてくれて、招聘してくれたからです。この難しい状況の中で自分に賭けてくれる、その想いを非常に嬉しく思っています」
 
 分析官やスポーツディレクターなども務めてきた経歴を持つフベロ監督は、ジュビロ磐田のJ1残留に向け、こう自信を覗かせる。

「今チームに必要なことは、自信を回復することです。今自分の頭の中では、何を改善しなければいけないかということが分かっています。

 チームを改善していくという目標ははっきりしているわけですから、一日でも早く実現していくということが大切だと思っています。このジュビロというチームは、ポテンシャルの高いチームだと思います。チーム全体を見ても良い選手がたくさんいます。今申し上げたことをピッチで体現する、それが大切だと思っています」

 名波監督、鈴木監督を経て、今季3人目の監督となったジュビロ磐田。残り11試合となったJ1リーグでどのような戦いを見せられるか。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部