ジャニーズWEST(2019年)

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 9月に開催されるバレーボールワールドカップのスペシャルサポーターに、ジャニーズWESTが就任したことが発表された。

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 ジャニーズタレントがバレーボールワールドカップのサポーターに初めて就任したのは、今からさかのぼること24年前、1995年のこと。そのときに合わせて結成され、デビューしたのがV6だった。

 その後、'99年には嵐、'03年にNEWS、'07年にHey! Say! JUMP、そして'11年にSexy Zoneと、大会が行われる4年ごとに、新グループがスペシャルサポーターを兼ねて結成・デビューしてきた。彼らはワールドカップ以外にも春の高校バレーなど、バレーボールの大会のサポーターやイメージキャラクターに就任し、バレーボール界を盛り上げることにも貢献し続けてきた。

2期連続のセクゾ

 ジャニーズ事情に詳しい、あるテレビ関係者は言う。

「4年ごとに新たに結成される新グループは、ジャニーズJr.の人気メンバーが抜擢(ばってき)されるため、Ya-Ya-yahやB.I.Shadowなど既存のユニットが事実上、解体されることもあり、荒れるファンもたくさんいました。しかしそれ以上に、バレーボールのワールドカップとともに大々的にデビューする新グループは、大きな話題を集めることになりました」

 ところが、その流れは2015年に止まってしまう。

「2011年に就任したSexy Zoneが、引き続きスペシャルサポーターを務めることになりました。当時人気だったMr.KingやMr.Princeのメンバーなどを中心にした新グループの誕生も期待されていましたが、それがなかったことで、肩透かしを食らったファンも多かった。

 なかには2期連続での就任を、『セクゾがなかなかブレイクしないからだ』という声が上がったことも。実際、その後、'12年のA.B.C-Z、'14年のジャニーズWESTがデビューしましたが、10代のメンバーがいるような関東のグループのデビューは、'18年のKing & Princeまでありませんでしたからね。そのため『セクゾ渋滞』と呼ばれることもありました」(テレビ関係者)

関西ジャニーズ問題

 そんな中、突然、発表されたジャニーズWESTの就任。既存デビューグループが同サポーターになるのは初めてのこと。そこには何か理由があるのだろうか。

「まず、近年はフジのバレーボールよりも、テレ朝の夏イベント『SUMMER STATION』の応援サポーターに、若手のジャニーズJr.を担当させるという流れができたことがあります。King & Princeの前身グループにあたるMr.King vs Mr.Princeをはじめ、今年はHiHi Jetsと美 少年が担当しています。ジャニーさんが“そのとき”に注目しているJr.のグループが歴代担当しているので、バレーボールではなくこちらに力点が移ったのでしょう」(スポーツ紙芸能記者)

 そしてもうひとつ、ジャニーズWESTはこれまでのレーベル、ジャニーズ・エンタテイメントが5月に事業を終了した際、ジェイ・ストームのレーベルである、Johnny's Entertainment Recordに移籍したことも関係あるのでは、と前出の芸能記者は続ける。

「ジェイ・ストームはその名のとおり、嵐のデビューと同時に嵐のプライベートレーベルとして設立され、現在はKAT-TUNやHey! Say! JUMP、TOKIOも所属しています。ジャニーズWESTは関西ジャニーズJr.出身のため、もともと関西ローカルの仕事が多かったのですが、この先はもっと全国区で売っていきたいという狙いがあるのだと思います」

 また、関西を拠点とするジャニーズが抱える事情も考えられる。9月のツアー終了にともない、関ジャニ∞から錦戸亮が脱退するのではとささやかれているが……。

「関ジャニはグループの活動休止もあるのではと言われており、その穴を埋めるためと、関西ジャニーズJr.の、なにわ男子やAぇ!groupなどが活動的になっています。そこには、関西ジャニーズ枠の拡大の意図が見え隠れします」

 関ジャニが今後どうなるのかはまったくわからないが、ジャニーズWESTが関西系ジャニーズの顔として、若手を引っ張っていく存在になりそうだ。

<取材・文/渋谷恭太郎>