ソフトバンク・千賀滉大

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○ ソフトバンク 8 − 4 日本ハム ●

<18回戦・ヤフオクドーム>

 首位・ソフトバンクが2位・日本ハムとの直接対決第1ラウンドを制し、ゲーム差を4.5に広げた。

 ソフトバンクは日本ハム先発・有原の前に5回まで沈黙。それでも4点を追う6回、9番・甲斐、3番・内川、4番・デスパイネの適時打で1点差に迫ると、7回は代走・周東の盗塁などで一死二、三塁とし、甲斐が右中間へ大飛球を放った。この打球を中堅・西川が落球。一旦キャッチしたようにも見えたが完全捕球とはみなされず、一気に逆転となる二者が生還した(記録は甲斐の犠飛と西川の失策)。

 なおも一死二塁と好機は続き、1番・明石の一ゴロを、今度は一塁・清宮がファンブル。この間に甲斐が6点目となる生還を果たした。8回は8番・福田の2点適時打で加点。主力が戻ってきた打線がつながりを見せた。

 千賀は5回に一挙4点を失ったが、7回128球、7安打10奪三振4失点の力投。リーグトップの有原に並ぶ11勝目(4敗)を手にし、降板後「大事な試合で先制点を取られてしまったことが一番の反省です。5回表を最少失点で粘ることができていれば良かった。7回4失点という結果をしっかりと受け止めて、次の登板にむけて頑張りたい。逆転してくれた野手の皆さんに本当に感謝です」と振り返った。

 日本ハムは5回、5番・渡辺の9号3ランなどで4点を先制するも逆転負け。連敗は4に伸び、これで8月は1勝7敗となった。有原は5回まで快投も7回途中6失点(自責点5)で6敗目(11勝)。計3失策と拙守も響いた。