韓日軍事情報協定の破棄に否定的 韓国情報機関トップ

• 韓国情報機関のトップが1日、日韓軍事情報協定の破棄について言及した
• 破棄すべきだとする一部議員の主張に対し、否定的な立場を示した
• 同協定の内容上の実益も、象徴的意味も重要だとする意見を述べている

【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関・国家情報院（国情院）の徐薫（ソ・フン）院長は１日、日本が安全保障上の友好国として輸出手続きを簡素化する「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を閣議決定した場合、韓日の軍事情報包括保護協定（ＧＳＯＭＩＡ）を破棄すべきだとする与党の一部議員の主張に対して「慎重でなければならない」と否定的な立場を示した。

　

　徐氏はこの日、国会で開かれた情報委員会の全体会議で「ＧＳＯＭＩＡの内容上の実益も重要であり、象徴的意味も重要だ」と述べた。同委員会の複数の委員が伝えた。

　これは「状況によってＧＳＯＭＩＡの破棄を検討する可能性がある」という外交部の立場とは温度差のある発言だ。

　徐氏は「このような立場を青瓦台（大統領府）と国家安全保障会議（ＮＳＣ）にも伝えている」とし、「政府の立場を断定的に明らかにするのは望ましくない」と述べた。