「BIGBANG」ボーカル担当のD-LITE

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不祥事続発のBIGBANGに新スキャンダル

 K-POPを代表する男性アイドルグループBIGBANGが、また新たなスキャンダルに見舞われた。ボーカル担当のD-LITEが所有するソウル市内のビルが、違法風俗の温床だったとの報道が7月25日に飛び出したのだ。

 D-LITEは兵役中にもかかわらず、翌朝すぐ「知らなかった」とする釈明文を発表。だがこれに対する世間の視線は冷たい。

 BIGBANGは日本でも高い人気を誇り、海外アーティスト初の5年連続ドームツアーを成功させたことで知られる。だが一方で、不祥事が多いことでもつとに有名だ。

 2011年10月にはリーダーのG-DRAGON、2017年6月にはラップ担当のT.O.Pが、それぞれ大麻で摘発を受けた。また今年2月からはメンバーのV.Iが経営していたクラブを巡り、複数のK-POPアイドルを巻き込む一大スキャンダルが噴出。V.Iは3月にBIGBANGを脱退した後、売春及びその斡旋、横領など7つの容疑で検察に送致された。その矢先にまた飛び出したD-LITEの不祥事に、BIGBANGの将来を危ぶむ声がいっそう高まっている。

「BIGBANG」ボーカル担当のD-LITE

無許可の「高級キャバクラ」で売春?

 今回問題となったD-LITE所有のビルは、地上8階・地下1階。周辺は、オフィス街と繁華街が延々と続く新興開発エリアだ。D-LITEは2017年11月、310億ウォン(28.5億円)でこのビルを購入。賃貸収入は、推定で月約1億ウォン(約920万円)ほどだという。

 違法な風俗営業をスクープした「チャンネルA」の報道番組「ニュースA」は、問題のビルの異様な実態を詳しく伝えている。

 自治体への届け出によると、同ビルは地下1階と地上5〜6階が一般の食堂、7階が事務所、8階が写真館として登録されているという。ところが日中にエレベータで食堂がある階のボタンを押しても、全て無反応。写真館があるはずの8階は、エレベータのドアのすぐ外にものものしいシャッターが下ろされていた。

 昼間は人気の少ないこのビルが様相を一変させるのは、夕方からだ。高級車が次々とビルに乗りつけ、エレベータのボタンが無反応だったフロアに薄暗い明かりが灯っていく。だが記者が客を装って入ろうとしても、「新規の客は受けつけていない」と屈強な男性が入店を阻んだ。

 一方、近隣の不動産業者は「ちょっと変な店が入ってるでしょ」「高級キャバクラみたいなもんですよ」などと証言。取材の結果、書類上で食堂、事務所、写真館とされた5フロア全てが、こうした無許可の風俗店だったという。

「ニュースA」はそれにとどまらず、ビル内で「売春が行われている状況が確認された」とも報じている。同番組は内部関係者に接触した結果として、「(5フロアとも)みんな一緒、店主だけが違う。こっそり売春までする店で…」「なかで2時間ほど遊んだら、外に出て(売春を)するんでしょう」「現金だとXX万ウォンです。ホテル代は別に準備して…」などと証言する音声を公開した。

新たに薬物疑惑まで噴出!

 このビルでは、すでに2005年から風俗営業が行われていたという。だがD-LITEの不動産代理人は25日、「購入当時に渡された事業者登録証上の事業しか把握していない」と主張。さらに「違法な風俗業者が確認された場合、契約を破棄するだろう」との意向を示した。

 ところが「ニュースA」は26日夜、この主張を真っ向から否定する新証言を公開する。ほかでもない入居している風俗店の店主が反論する肉声を放送したのだ。

 この店主は当初、有名芸能人がオーナーになって警察の目につきやすくなることを恐れ、内装工事の費用を補償してくれたら転居したいと申し出たという。ところが店主によると、D-LITE側はこの提案を拒否したそうだ。報道ではさらに「D-LITE側がとぼけるなんて、我々にとってとんでもない話」「このビルに来る芸能人がどれだけ多いか。D-LITEと連絡を取る 芸能人もたくさん来るのに」と、予想外の爆弾発言まで飛び出した。

 風俗店の違法営業を巡っては、脱税問題も関心を集めている。風俗営業が事実と認定された場合、D-LITEはそれまでの最大16倍に上る固定資産税を払わなくてはいけないからだ。地元自治体とソウル地方国税庁はすでに、報道を受けて調査を開始。さらに賃貸料の過少申告についても、調査を検討しているという。

 一連のスキャンダルは、まだまだ収まる気配がない。28日にはまた「ニュースA」が、このビルに入居する風俗店で大麻など薬物が流通している状況を確認したと報じた。D-LITEのビルを巡るスキャンダルは、V.Iの時と同じように果てしなく膨らみ続ける一方だ。

 2018年3月に入隊したD-LITEは、今年11月に兵役を終える予定。誰もが待ちわびるはずの除隊だが、D-LITEにとっては何より憂鬱な日となりそうだ。

高月靖/ノンフィクション・ライター

週刊新潮WEB取材班編集

2019年7月31日 掲載