長雨で夏物商材不振も、売り上げ伸ばす想定外の商品たち
百貨店の高島屋ではカットソーやTシャツなどの婦人衣料品の販売が、夏物バーゲン中にもかかわらず、前年同期(7月1日から15日)比1割減となっている。サングラスや日傘、帽子などシーズン雑貨も同3割減とふるわない。三越伊勢丹でも同様だ。
また、三越伊勢丹では菓子を中心とした食品の売り上げが伸びており、同社では「雨で自宅消費用に購入しているのでは」と分析する。大丸松坂屋も菓子の販売が伸びている。
セブン&アイ・HD傘下のイトーヨーカ堂では、レイングッズのほかトイレ掃除用品も同2割増の売れ行き。「長雨でじめじめ感が強く、除菌のために売れているようだ」(セブン&アイ・HD)とみる。長雨で自宅にいる時間が長くなり、調理をする人も増えているようで、肉や魚の切り身がよく売れ、冷凍食品をまとめ買いする顧客も多いという。
イオンリテールでも、低気温が影響して、鍋つゆ販売が昨年同期比40―50%増で、「高濃度炭酸系の入浴剤も同15%アップしている」(同社)。
コンビニのセブン―イレブンでは「電子レンジで温める麺類が3割増しで売れている」。気温が低いことから、グラタンやドリアの売れ行きも2割増しとなっている。
天気は来週の23日以降、天候が良くなり、気温も平年並みに戻ると予測されている。梅雨明け予測も出ており「梅雨が明ければ夏物商材の消費が一気に盛り上がる。売り逃しがないように、しっかり在庫を確保する」(高島屋)と、夏物商材の販売回復に期待を寄せる。
