輸入車は売れてるけど、「モーターショー」不参加相次ぐ本当の理由
人工知能(AI)による音声対話や、スマートフォンによるアンロック操作、リモート駐車、後退時衝突警告機能などの先進技術を搭載した新車が下期の販売に寄与する見通し。
19年上期(1―6月)の販売数は、前年同期比1・8%減の14万9010台で10年ぶりに前年同期実績を下回ったが、統計開始以降で過去5番目に高い水準だった。上野理事長は「先進安全技術を備えた新車のほか、ハイブリッド車(HV)やクリーンディーゼル車といった多様なパワートレーン(駆動装置)構成、スポーツ多目的車(SUV)やクロスオーバー車が好調だった」と振り返える。
一方、「東京モーターショー」の相次ぐ出展見送りは、費用対効果や新車発表のタイミングなどが理由だが、モーターショーに頼らない独自のプロモーションに力点を移し、顧客との新たな接点づくりを模索しているから。JAI)の上野理事長は「モーターショーのあり方が世界的に見直されている」と指摘する。
VWはリーマン・ショック後の2009年開催以来の東京モーターショーの出展見送りとなる。VWグループのアウディも参加しない方針だ。フォルクスワーゲングループジャパン(愛知県豊橋市)のティル・シェア社長は「前回は四つの新型車を発表できたが、今回紹介できる新商品がまだない」と商品ラインアップを不参加の理由に挙げる。
ただブランドの露出を増やす独自の取り組みを強化しており、ウェブや会員制交流サイト(SNS)などデジタルを活用したプロモーションのほか、人気の「ワーゲン・バス」をさまざまなイベントに無償で貸し出すなどして訴求の手を緩めない。
