人種差別行為に最低10試合の出場停止! FIFAが新たな懲戒規定を発表

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国際サッカー連盟(FIFA)は11日、2019年度版の新たな懲戒規定を発表。近年、問題視されている人種差別問題に関して厳罰化を進めることを明らかにした。

以前は選手やクラブスタッフによる人種差別行為が明らかになった場合、最低5試合の出場停止処分が科される予定だったが、今回の規則改訂によってその2倍にあたる最低10試合の出場停止処分が科されることになる。

さらに、差別を受けた選手は懲戒審理などへの参加が認められ、声明を発表することができるようになる。

一方、サポーターによる人種差別行為が認められた際に、主審が3段階の手順を経て最終的に試合中止の決断に至った場合、没収試合になることが新たに定められている。

また、サポーターが試合中に人種差別行為を働いた場合、当該クラブ、当該国(代表チーム)への処分が強化され、初犯に関してはスタジアムの一部閉鎖および最低2万スイスフラン(約220万円)の処分が科される。

なお、懲戒規定の改訂は今月15日から施行される。