『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編

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◆ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

 6月11〜13日まで、今年もアメリカ・ロサンゼルスで世界最大のゲーム見本市E3が開催されました。ハードホルダーのSIEがまさかの不参加でしたが、それでもチェックしきれないほど、さまざまなニュースが飛び交いました。

 というわけで、今回は日本のゲームファンに特に注目を集めたE3での発表をざっと振り返りながら、今後のゲームシーンの動向を探っていきましょう。

◆任天堂の目玉は『ゼルダの伝説』の続編

 任天堂は、噂されていたNintendo Switchの新型がアナウンスされず、Switch版『どうぶつの森』も来年3月に延期。また、11月発売の『ポケットモンスター ソード/シールド』について、過去作のポケモンの一部がリストラされる旨の発言があり、ゲームファンから不満の声が上がっていました。

 そのなかにあって嬉しいサプライズは、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編が出展映像で「開発中」と表示されたこと。いまだに売れ続け、ゲーム史に残る名作とまで言われる『ブレス オブ ザ ワイルド』の続編がどのような形になるのか、早くも楽しみです。

◆「PCエンジン mini」がまさかのリリース!

 E3向けの配信番組で、KONAMIが突如として発表した「PCエンジン mini」。ミニ化復刻ブームとはいえ、PCエンジンはもともとNECホームエレクトロニクスとハドソンの共同開発ハード。「権利関係の複雑さから、復活の可能性は薄い」とささやかれていただけに、こちらもサプライズでした。

 現在発表されている収録タイトルは、『スーパースターソルジャー』『THE 功夫』『PC原人』『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』『イースI・II』『ダンジョンエクスプローラー』の6タイトル。発売時期は未定、収録本数も未発表。個人的には『邪聖剣ネクロマンサー』『エメラルドドラゴン』あたりに期待です。

◆今後ゲーム界を引っ張るビッグタイトルも発表!

『ファイナルファンタジー リメイク』
PS4/スクウェア・エニックス/2020年3月3日発売

『ファイナルファンタジー リメイク』の発売日が来年3月3日に確定。ストーリーを分割しての複数作展開で、1作目は「ミッドガル脱出まで」とのアナウンスがありました。

 ストーリー的にはまだまだ前半ですが、それでもブルーレイディスク2枚組。クリアまではとんでもないボリュームになりそう。公開されたトレーラーを見ても、単なるリメイクには留まらない力の入れようが伝わってきます。また、『聖剣伝説3』のフルリメイク版『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』が2020年初頭に発売されるとの発表もありました。

『ELDEN RING』
PS4、Xbox One、PC/フロム・ソフトウェア/発売日未定

 日本発のビッグタイトルとしてE3の目玉となったのが、アクションRPG『ELDEN RING』。『ダークソウル』や『SEKIRO』が海外で絶賛されているフロム・ソフトウェアと、最終回を迎え、世界的に社会現象となったドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者ジョージ・R.R.マーティンがタッグを組んだ大作。ダークファンタジー好きにはたまらないコラボで、海外だけでなく日本でも大ヒットなるか注目です。

◆サブスクはゲーム業界をも呑み込むか?

 サブスクリプションサービス(定額課金制)とクラウドゲームサービスも、今年のE3を賑わせたトピックスでした。特にサブスクリプションサービスは、『アサシンクリード』でおなじみのUbisoftが月額14.99ドルの「UPLAY+」を発表するなど(※日本でのサービス展開は未定)、メーカーも具体的に動き出しています。

 今年はすでにグーグルの「Stadia」、Appleの「Apple Arcade」もアナウンスされていて、今後は音楽やドラマ&映画と同じようにゲームも月額料金制でプレイする時代がやってくるかもしれません。サブスク革命がゲーム業界の構図を変えるのか。今年の秋以降、新しい戦いが始まりそうです。

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン〜なつかしゲーム子ども実験室〜』(マイクロマガジン社)がある。ウェブサイト「ディファレンス エンジン」