超強豪国との真剣勝負へ! コパ・アメリカに臨む日本代表23名を徹底紹介!

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文=藤江直人
写真=ゲッティイメージズ

GK1 川島永嗣

生年月日:1983年3月20日 (36歳)
身長・体重:185cm・82kg
出身地:埼玉県
所属クラブ:ストラスブール/フランス
国際Aマッチ:88試合出場

昨夏のロシア・ワールドカップ以来となる日本代表復帰を果たしたすも、先のキリンチャレンジカップでは2試合ともベンチ外となった。昨年8月に加入したストラスブールではリーグ最終節でようやく初出場。ゆえに「正直、シーズンが終わったとは思っていない」と苦笑する36歳のチーム最年長へ、森保一監督はプレーだけでなく濃密な経験を若手へ伝授してほしいと期待する。指揮官の思いを理解した上で、3度のワールドカップに出場したベテランは「今までやってきたことを、自分自身がゴール前で見せることが一番だと思う」と静かに燃えている。

GK12 小島亨介

生年月日:1997年1月30日 (22歳)
身長・体重:183cm・79kg
出身地:愛知県
所属クラブ:大分トリニータ
国際Aマッチ:A代表初招集

小学校6年生でキーパーの道を歩み始めて以来、2人のレジェンドの背中を追いかけてきた。元イタリア代表の守護神ジャンルイジ・ブッフォンを目標に掲げ、名古屋グランパスに2種登録された2013シーズンに一挙手一投足を間近で見た、元日本代表GK楢崎正剛に憧憬の思いを抱いた。早稲田大学から大分トリニータへ加入した今シーズン、183cmの身長と左利きという共通点がある大先輩、元日本代表GK西川周作(浦和レッズ)がルーキーイヤーの2005シーズンに背負った縁起のいい出世番号の「21番」を託され、決意も新たに東京五輪の守護神争いに挑む。

GK23 大迫敬介

生年月日:1999年7月28日 (19歳)
身長・体重:186cm・86kg
出身地:鹿児島県
所属クラブ:サンフレッチェ広島
国際Aマッチ:A代表初招集

公式戦出場がゼロに終わったルーキーイヤーの2018シーズンから一転して、サンフレッチェ広島の守護神を拝命した今シーズンは、序盤戦でリーグ戦とAFC・チャンピオンズリーグで6試合連続無失点を達成。主役を担うと期待されたU−20ワールドカップではなく、キリンチャレンジカップとコパ・アメリカに挑むフル代表に抜擢された。16歳年上の大先輩、川島永嗣と同じ時間を共有した日々では「練習中は話をするというより、プレーで僕に対して見せてくれていると思う」と一挙手一投足を注視。東京五輪の守護神奪取へ、魂がこめられたバトンを受け取ろうとしている。

DF2 杉岡大暉

生年月日:1998年9月8日(20歳)
身長・体重:182cm・75kg
出身地:東京都
所属クラブ:湘南ベルマーレ
国際Aマッチ:A代表初招集

決勝戦で横浜F・マリノスを1−0で破り、湘南ベルマーレとしての初タイトルを獲得した昨シーズンのYBCルヴァンカップ。両チームともに無得点の均衡を破る豪快なミドルシュートを突き刺し、MVPを獲得したヒーローは左利きというストロングポイントを活かし、ルーキーイヤーの2017シーズンから3バックの左ウイングバックや左ストッパー、そして4バックの左サイドバックとしてフル稼働してきた。最大の武器は湘南の曹貴裁監督をして「同じミスを繰り返さないし、ミスをしても後に引きずらない」と言わしめたことがある強靱なメンタルだ。

DF4 板倉滉

生年月日:1997年1月27日 (22歳)
身長・体重:186cm・75kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:フローニンゲン/オランダ
国際Aマッチ:A代表初招集

名将ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・Cへの完全移籍が発表され、日本中を驚かせたのは今年1月。フル代表歴がなかったために労働許可証を取得できず、武者修行のために期限付き移籍したフローニンゲンで、堂安律とチームメイトになった。2018−19シーズンの後半戦は出場機会ゼロに終わったが、身長186cm・体重75kgとサイズに恵まれ、センターバックだけでなくボランチもできるユーティリティープレーヤーは、イングランド史上初となる国内三冠を達成したマンチェスター・Cへ戻るための第一歩をコパ・アメリカへ求めている。