MF10 中島翔哉

生年月日:1994年8月23日(24歳)
身長・体重:167cm・62kg
出身地:東京都
所属クラブ:アル・ドゥハイル/カタール
国際Aマッチ:10試合出場

森保ジャパンの船出とともに日本代表へ復帰し、エースとしてまばゆい存在感を発揮し始めた昨年9月から、何度も「楽しむ」というキーワードを口にしてきた。その定義は「ボールを数多く触りながら、特に難しく考えることなく、自分の中から湧き出てくるイメージを自然とプレーで出せるとき」と屈託なく笑う。右ふくらはぎの故障で、覇権奪回へのキーマンを託されたアジアカップ代表を開幕直前で辞退。その後にポルティモネンセからアル・ドゥハイルへ新天地を求めた小柄なドリブラーは、コパ・アメリカでも「楽しむ」瞬間を追い求める。

MF11 三好康児

生年月日:1997年3月26日(22歳)
身長・体重:167cm・61kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:横浜F・マリノス
国際Aマッチ:A代表初招集

生まれ育った神奈川県川崎市をホームタウンとする、今も愛してやまない王者・川崎フロンターレを出場機会を得るために飛び出して2シーズン目。期限付き移籍先を北海道コンサドーレ札幌から横浜F・マリノスへ変えても、ピッチで実践しているプレーは変わらない。川崎のレジェンド・中村憲剛から何度も言われてきた、上手いだけではなく相手に脅威を与える選手になるための三カ条「相手の間でボールを受ける」「すぐ前を向く、最後の仕掛けの部分で怖さを出す」を、コパ・アメリカを戦うブラジルの地でも貪欲に追い求めていく。

MF17 松本泰志

生年月日:1998年8月22日(20歳)
身長・体重:180cm・69kg
出身地:埼玉県
所属クラブ:サンフレッチェ広島
国際Aマッチ:A代表初招集

埼玉・昌平高からサンフレッチェ広島へ加入して3年目。2列目でゴールやアシストに絡む主役を担ってきた高校時代から一転して、プロ入り後はボランチとして黒子に徹し、豊富な運動量と高校時代に磨いた攻撃的センスを武器に開幕からレギュラーを奪取した。広島ひと筋で19年間にわたってプレーし、昨シーズン限りで引退したレジェンド・森崎和幸を憧れの存在として追いかけてきた20歳は、今シーズンの広島で空き番となっている、偉大なボランチの象徴でもあった“8番”を「いつかは受け継ぎたい」と目標を掲げながら、精進を重ねている。

MF20 安部裕葵

生年月日:1999年1月28日(20歳)
身長・体重:171cm・65kg
出身地:東京都
所属クラブ:鹿島アントラーズ
国際Aマッチ:A代表初招集

瀬戸内高から加入して3年目の今シーズンから、空き番だった常勝軍団の“10番”を20歳にして託された。中学生年代に所属した東京都清瀬市を拠点とするクラブが、本田圭佑のマネジメント事務所の傘下に入った縁で、幾度となく触れた本田の生き様に「抱いた夢を外に向けて公言して逃げ道をなくす。強い人間じゃなければできない」と大きな感銘を受け、強い意思をもってその後のサッカー人生を歩んできた。GK大迫敬介、MF久保建英とともに、主軸を期待されたU−20ワールドカップを回避して臨むコパ・アメリカへかける思いは強い。

MF21 久保建英

生年月日:2001年6月4日(18歳)
身長・体重:174cm・69kg
出身地:神奈川県
所属クラブ:FC東京
国際Aマッチ:1試合出場

歴代2位の若さとなる18歳5日でフル代表デビューを果たした先のエルサルバドル戦で、期待に違わぬパフォーマンスを連発した衝撃はまだ記憶に新しい。後半途中からの数十分間でファンやサポーターを魅了した逸材は「サッカー選手として大きな存在でありたい。久保選手を見てサッカーを始めましたと言ってもらえるような、より大きな影響を周囲に与えられるような選手に、ひと言で表現すれば『すごい選手』になることが僕の目標」と明かしたことがある。流れる雲をつかむような壮大な挑戦を、強豪国に挑むコパ・アメリカで加速させる。