今週から本格化、注目の株主総会は?
2019年の株主総会は「指名委員会等設置会社」への移行を諮る日産自動車や、主導権争いで経営陣の対立が激しくなっているLIXILグループなどが注目される。
オリンパスは25日の株主総会で、有力アクティビストとして知られる米バリューアクト・キャピタルから取締役を迎える提案を諮る。ガバナンス改革に力を入れるオリンパスだが、経営陣にアクティビストを加えるのは珍しい。
また買収防衛策を導入(更新)する企業が年々減少しており、野村資本市場研究所(東京都千代田区)によると、19年の廃止企業数は年間ベースですでに過去最多という。西山賢吾主任研究員は「身を守る仕組みを持つよりも、企業価値を高めるほうが結果的に防衛につながる」と指摘する。
日本製鉄は機関投資家らの意見を踏まえ、25日の株主総会で有効期間が満了する「株式の大量買い付けに関する適正ルール(買収防衛策)」を更新しないことを決めた。三菱地所や大日本印刷も買収防衛策を廃止する。
アクティビストの存在感が高まり「企業側との水面下の交渉で実を取っている」(国内証券担当者)という。ガバナンスに関連する提案には経営陣も向き合わざるを得ない。投資家との対話を重ねる努力がこれまで以上に求められそうだ。
