1日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、野球解説者の川上憲伸氏が、次代を担うと期待される高校生・佐々木朗希に言及。人類最速のボールを投げるのも夢ではないと絶賛した。

弱冠17歳にして身長190センチ、体重86キロと体格に恵まれ、あの大谷翔平をも上回り、高校球界最速となる163キロというボールを投げた佐々木。メジャーリーグ球団の関係者も「あんな選手は初めて」「世界のトップクラスになる」と感嘆する。

川上氏も「楽しみ。夢がある」とコメント。特に称賛したのが、上半身・下半身ともに、柔軟性と筋力がある点だ。下半身では、股関節のパワーと柔らかさ。優れた投手は自然と足が高く上がるもので、佐々木もその部類に入ると解説した。

一方、上半身では腕がムチのようにしなっていると指摘。ひじの柔らかさが素晴らしく、やはりパワーもついているという。ピッチングフォームも柔らかく、全体的に「イカのよう」と表現し、「何度見ても美しい」と賛辞を寄せる。

川上氏は、佐々木が今までにいないタイプの投手だとし、「高校生でこれほどでき上がっている投手は見たことがない」と驚く。

さらに、今後どこまで球速を伸ばせるか問われると、川上氏は「さらにこの柔らかさとパワーが成長してついてくると、170キロオーバー、人類最速もあるんじゃないかと信じたい」と期待を寄せた。