今夏ユベントスに加入したC・ロナウド【写真:Getty Images】

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ミラベッリ前SDが伊メディアで舞台裏を語る「給料と移籍金を含む全てが明確になっていた」

 今夏にACミランを退団した元スポーツディレクター(SD)のマッシミリアーノ・ミラベッリ氏が、今夏ユベントスに加入したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、昨年にミランへ移籍する直前まで近づいていたことを証言し、ロナウド自身もそれを望んでいたとの理由を明かした。

 ミランの元SDであるミラベッリ氏は先日、イタリアのテレビ局「テレ・ロンバルディア」のインタビューに応じ、ロナウドがミランに移籍する可能性があったことを、次のように証言している。

「私はクリスティアーノ・ロナウドと契約する可能性があると言っていた。我々は冗談を言っていたわけではなかったんだ。もし現在のオーナーがその時点で就任していれば、クリスティアーノ・ロナウドがミランのジャージを着用することができたと確信しているし、保証することができる。それを数学的にも保証することができるよ」

 ロナウドが1年前にイタリアへの移籍に興味を持っていたことを明かしたミラベッリ氏は、さらに移籍が間近まで迫っていた経緯を説明している。

「彼はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でプレーできないことも気にしていなかった。彼は私たちに言ったんだ。『僕はUEFAヨーロッパリーグ(EL)で優勝したことがないから、僕はそれを制すだろう』ってね。彼の代理人と話し合い、契約の一部が終了した。給料と移籍金を含む全てが明確になっていたんだ。私には何かが上手くいかなくなるという恐れはなかったよ」

 しかし、ロナウドの獲得交渉は中国人オーナーの前体制下では最終的に進展せず、結果的にミラベッリ氏も退団。ほんの少しのズレによって、ロナウドのミラン入りは叶わなかったようだ。(Football ZONE web編集部)