ジャマイカ協会会長、ボルト氏の代表選出を示唆「可能性はある」

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 ジャマイカサッカー協会の会長を務めるマイケル・リケッツ氏が、プロサッカー選手へ転身を目指す元陸上五輪金メダリストのウサイン・ボルト氏を代表チームに選出する可能性を示唆した。10月31日、大手メディア『ESPN』が伝えている。

 ボルト氏は現在、プロサッカー選手へ転身する夢を実現させるため、セントラル・コースト・マリナーズの練習に参加している。10月12日に行われたマッカーサー・サウスウエスト・ユナイテッドとの親善試合では、2得点を挙げる活躍を披露。しかし、いまだにどのクラブともプロ契約は結んではいない。

 リケッツ会長は、このような状況のボルト氏に対して、地元クラブに加入することを促しつつ、代表チームに選出する可能性があることを明らかにした。

「私は、ウサインがジャマイカのクラブと契約していないことに少し失望している。そうすれば、我々はもっと彼のプレーを見ることができる。もし、代表チームを強くする力があると十分に示すことができれば、彼を招集する可能性はあるだろう」

「現在の彼の状況はずっと追っている。コーチ陣が全て判断するが、我々は彼が真剣な試合でどのようなプレーを見せるのかを見てみたい。ウサインは本当に人々を惹きつけることができる人だから、そうなることを望んでいる」

 続けて、リケッツ会長はボルト氏を代表に招集するためには、技術面の向上が必要であると語った。

「ウサインはスピードという特別なものを持っている。もう少しスキル面で向上することができれば、代表チームを助けることができるだろう。陸上のスーパースターから十分にいいサッカー選手に転身することができれば、すぐに彼を呼ぶと思うよ」

「今はネーションズリーグの予選があり、その後にはゴールドカップがある。それらが終われば、彼にチャンスを与えて決断を下すことになるだろう」