【WRS開幕直前】厳しい表情の各チーム、“サプライズタスク”が難しすぎた!?
ベルトの取り扱いはものづくり競技の最難関だ。ベルトは軟らかく一定の形を取らない。ベルトを他の部品に引っかけながら、うまく作業する必要があった。サプライズタスクでは、最難関のベルトをさらに難しい金属チェーンなどに代えた。チェーンは変形方向が拘束されているため、持ち上げても真下に垂れない。柔軟なゴムベルトとはまったく違う組み立て戦略が要る。歯車との精密なかみ合わせも求められるため難度が跳ね上がる。大阪大学の原田研介教授は「実際にやってみないと、どれだけ難しいかもわからない」と説明する。
サプライズタスクではタイミングベルトや金属チェーンなど難易度別に5種類をチームが選べる。横小路委員長は「簡単なベルトでタイムボーナスをとりにいくチームと、難しいチェーンでサプライズの点をとりにいくチームで戦略が分かれだろう」と予想する。
サービス部門のパートナーロボットチャレンジでは、部屋にある日用品を片付けたり、探して取ってきたりするタスクが出題された。この日用品が参加チームに配られた。ロボットが日用品を認識するために、AI技術で学習させる必要がある。
九州工業大学は10時に日用品が配られてから19時まで写真データを撮り続けた。回転ステージに日用品を置いて全方向から撮影する。例えばバスのオモチャは上下左右前後、どの面を下に置かれるかわからない。そのため、6面すべての面が下に向いた姿勢でそれぞれ360度、二方向から写真を撮り続ける。4年生の金丸和樹さんは「1日かけて7万枚くらいは撮影した」と苦笑いする。
