要注意!「スキニーファット」とは
皆さんは「スキニーファット」という言葉をご存知でしょうか?
スキニー(skinny)=『痩せている』/ ファット(fat)=『太っている』
という相反する単語を組み合わせたこの言葉の意味は、「細いけど脂肪が多い人」。
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日本人は、「細い」=「スタイルがいい」いう印象を抱きがちです。しかし、海外ではスキニーファット=自己管理がなっていない人とみなされ、肥満以上に厳しい評価を受ける事もあるようです。
「スキニーファット」の特徴は、見た目はすらっとしていて、体重も標準以下。一見ダイエットとは無縁と思えるスタイルの人をいいます。その見た目から、このような体型の人をうらやましいと思う方もいるかもしれません。私も学生の頃は、このような体型を「いいな」とうらやむ頃もありました。
でも、今では違います。
「スキニーファット」…実は、こういう体型の方こそ沢山損をしてしまうことを知ってしまったからです!
本日は、この 「スキニーファット」をテーマに書いていきたいと思います。
あなたは大丈夫?「スキニーファット」あるある!
服を着ていれば、着やせして痩せているように見える体型ですが…実は、見た目でもこんなに沢山損をしてしまっていることがあるんです。
例えば、
●引き締まりの無いポッコリお腹
●細いけどプニプニした二の腕
●小さいけれど、垂れているヒップライン
●ほっそりしているけど、服が決まらない猫背体型
これらは、典型的な「スキニーファット」な体の特徴ともいえます。
「スキニーファット」は、筋肉が少なく脂肪の割合が多い状態です。筋肉が少ない状態の 「スキニーファット」は、見た目だけではなく、健康面、ダイエット面でもたくさん損をしてしまいます。
問題点1 疲れやすい燃費の悪い体にまっしぐら!
若いうちは良いかもしれませんが、定期的な運動をしていないと、20代後半あたりから年々筋肉は減少傾向になっていきます。筋肉が少なくなると体力がなくなりますから、疲れやすくすぐにだるさを感じてしまうようになります。よく、皆さん年のせいにしてしまうのですが、、、それは筋肉の減少によって体力が落ちてしまうことに原因があるのです。
問題点2 基礎代謝の低下!
基礎代謝とは、人が1日で代謝される消費エネルギーの事をいいます。食事量は何も変わらないけれど、年々「太りやすくなった」又は「年々体重がちょっとずつ増えている」という経験はありませんか?
基礎代謝が低下すると、体に摂り入れたエネルギーを消費することが出来ず、常に「消費カロリー」<「摂取カロリー」の状態が出来てしまいます。筋肉が減少すると消費カロリーが年々減ってしまいますので、その分太りやすい状態が出来上がってしまうのです。
問題点3 低体温、冷え性、むくみなどの体調不良を引き起こす原因!
筋肉の働きには、体内で熱を作り出したり、血流のポンプの役割もあるので血流を促進させたりする働きもあります。筋肉が減少するとこれらの働きが弱まり、低体温、冷え性、むくみなどが起こりやすくなるのです。
注意!スキニーファットにならないためには?
「スキニーファット」にならないために大切なのは、しっかり筋肉を付けていくこと!そこで大事になってくるのが、やはり「筋トレ」です。ダイエット中はもちろん、日常の中でも「筋トレ」を習慣として取り入れるクセをつけていきましょう。
食事制限ダイエットが主流になってきた日本。「食べ物の調整」だけのダイエットになっていませんか?このようなダイエットで減るのは、体脂肪だけではありません。筋肉も落ちやすくなります。
筋肉は体の代謝を司りますから、筋肉が減れば代謝が落ち、リバウンドしやすくなります。筋肉の減少を抑えるためにも、ダイエット中は食事だけではなく運動を取り入れる事が大事なのです。
運動内容としては、ウォーキングやジョギングといった有酸素運動よりも、筋力トレーニングをオススメします!
筋肉を鍛えると、見た目が変わるのはもちろん、筋力が成長しようと「成長ホルモン」が出て、このホルモンが脂肪燃焼を促してくれるといわれています。
おわりに
スキニーファットの問題点や、日常における「運動」の重要性をお分かりいただけたでしょうか。
ダイエットが終わった後でも、運動は週〇回といったように定期的に取り入れるクセをつけていきましょう。
「朝、1日の初めにトレーニング!」「夜、仕事終わって少しだけジムに行こう!」
ご飯を食べたら、歯磨きをするように、眠る前にお風呂に入るように。日々意識的に続けていると、いつの間にかそれは習慣となり、日常生活の一部になってきます。
まずは、10分からでも。または、トレーニング2種目だけでも。
体を動かす習慣をぜひ作っていきましょう!
[文:DIETA(麻布十番・さいたま新都心・目黒・立川) パーソナルトレーニング]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。